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「顔パス」で決済可能に!?カードレス時代到来のきざし

クレジットカード決済

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「顔パス」で決済可能に!?カードレス時代到来のきざし

「顔パス」で決済可能に!? カードレス時代到来のきざし

昨今の生体認証技術の進歩はめざましく、さまざまな場面での個人認証に導入されてきています。そんな生体認証のなかでも決済の分野で実用化に向け注目される「顔認証」について、導入に向けた動きなどをご紹介します。

時代はキャッシュレスからカードレスへ!?

クレジットカード決済やスマホ決済、電子マネー決済などが普及し、買い物や各種支払いの際に現金が不要な場面が増えてきました。私たちの生活のキャッシュレス化が進んできているのは事実でしょう。
しかし、決済を行うための認証は、カードやスマホなど「モノ」を使って行っているのが現状です。セキュリティ対策が講じられているとは言え、盗難や紛失、情報漏えいなどによる偽造や不正利用のリスクは避けられません。
そんな中で注目されるのが顔認証を使った決済システムです。「顔」は、紛失などのおそれがなく、偽造や変造が難しいため実用化されれば安全性の高い決済手段となることが期待されます。近年の顔認証技術の向上はめざましく、かなり高い精度で個人を特定できるようになってきています。近い将来、カードやスマホさえ不要の、まさに「顔パス」で買い物や支払いができる時代がやってくるかもしれません。

実用化はすぐそこ? 顔認証決済の導入事例

「顔パス」で決済可能に!? カードレス時代到来のきざし

顔パス決済と聞いても、まだまだ夢の話のように感じる方も多いでしょう。しかし、昨年から実用に向けた実験の事例がどんどん増えてきています。主な取り組みを見てみましょう。

・広島銀行

広島銀行では昨年2月からおよそ2か月間、顔認証による決済が試行されました。これは同行行員10数名を対象に、本店8階食堂に顔認証システムを設置し、食堂利用時の決済を顔認証で行うもの。試行終了後の将来的な展開として、地域電子マネー「HIROCA(ヒロカ)」での顔認証による決済の実現を目指す方針です。

・NEC

NECは昨年6月から8月にかけて、本社ビル内の売店で顔認証を活用した決済サービスの実証実験を行いました。同社が開発した顔認証技術「NeoFace」を活用し、グループ社員500人を対象にした実験です。事前に撮影および登録した顔画像と、レジに設置するカメラで撮影する顔画像を照合して本人確認を行い、代金は給与から自動的に引き落とされるという仕組みが取られました。認証性能や運用負荷などを検証し、実用化に向けたノウハウの蓄積を目的としています。

・三井住友フィナンシャルグループ

三井住友フィナンシャルグループでも、NECの顔認証技術「NeoFace」を活用し、社員食堂での実証実験を行いました。実験は三井住友銀行本店と三井住友カード東京本社でそれぞれ社員を対象に実施されました。三井住友フィナンシャルグループでは2017年中に外部の小売店などでも顔認証決済の実験を行い、数年以内の実用化を目指す方針。また、銀行の店頭での本人確認への応用などの可能性も模索中とのことです。

現在のところ、いずれも社内で社員対象に実験が行われている状況ですが、認証制度は高くほぼ実用レベルとなっていることが覗えます。カード類すら不要の手ぶらでお買い物を楽しめる日も遠くないかもしれませんね。

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