割賦販売法改正におけるカードの不正利用対策とは | 企業のお金とテクノロジーをつなぐメディア「Finance&Robotic」

COLUMN

割賦販売法改正におけるカードの不正利用対策とは

クレジットカード決済

Facebook にシェア
Pocket

皆さんは割賦販売法をご存知でしょうか?簡単に言うと、割賦販売法はクレジットカードでの取引ルールを定めた法律です。

今回は、割賦販売法改正により、クレジットカードの不正利用への対策の規制が強化されたことを受け、それに紐づく対策法を掘り下げていきます。

はじめに 割賦販売法とは?

割賦販売とはそもそも何でしょうか?
割賦販売とは料金の一部、または全部を2ヶ月以上にわたって分割払いする販売方式の事です。
ちなみに1ヶ月の1回支払い場合は月賦、週1回の場合は週賦など様々に分類できます。

また、割賦販売には後払い方式と前払い方式があります。
後払い方式とは名前の通り、購入者が商品を受け取った後に代金を分割で支払う方式です。
一方で前払い方式とは、購入者が予め分割で代金を支払い、一定の金額に達したタイミングで商品・サービスを受け取る事ができる方式です。

1961年、割賦販売に関して割賦販売法が制定されました。
想像に難くないかもしれませんが、後払い、前払いどちらのケースでも購入者販売者間のトラブルが絶えなかったのです。

ここまでの話だけですと、クレジットカード決済と何の関係もない様に思われるかもしれませんが、後に割賦販売法は信用販売全般に対応できるよう改正されました。

そして2018年6月、冒頭で話しました通り、相次ぐクレジットカード不正使用への対策として、さらに規制が強化されたのです。法改正についてはこちらをご覧ください。https://www.robotpayment.co.jp/blog/6296/

では、そちらの対策について詳しく扱っていきます。

対策①:決済代行会社などが提供するタブレット端末の利用

法改正により、クレジットカード情報の非保持化が課せられ、対策が必要となりました。
特にEC事業者様はやらなければいけない対策です。

EC事業者様の決済システムは「通過型」と「非通知型」の二種類に分類できます。
通過型とは、EC事業者様の所有する機器やネットワークにクレジットカード情報が通過、処理されるシステムの事です。
例えば、コールセンターでカード情報変更のお問い合わせがあり、そのままスタッフの方がカード情報を自社端末に入力して登録する方法は通過式です。

一方で、非通過型とは、決済代行会社の所有する機器やネットワークをカード情報が通過し、処理される方式です。

今回割販法の改正で規制の対象となったのは通過型のシステムです。
一般の事業者様ですとセキュリティ対策が万全である保証がなく、情報漏洩のリスクが高い為です。

では、決済代行会社はなぜカード情報を自社端末、ネットワークで扱う事ができるのでしょうか?
それはPCI DSSという資格を保有しているからです。

「PCI DSS」とは、VISA 、MasterCard、JCB、American Express、Discoverの国際カードブランド5社によって指定されたセキュリティ基準です。
こちらの取得、保持には高額な費用がかかりますので、特別な理由がない場合は「非通過型」システムをご利用頂くか、あるいは決済代行会社がレンタルしているタブレット端末などを情報入力用にご利用される事をおすすめします。

対策②:セキュリティコード、3Dセキュアの導入

クレジットカードの裏面に3桁の数字が書いてあるのはご存知でしょうか。
※American Expressの場合は表に4桁です

こちらはカード所有者のみが知り得る情報なので、カード決済に際にこちらの入力を課すことによってなりすましにより不正使用を削減する事ができます。

また、3Dセキュアという対策もございまして、こちらはカード会員様が設定したパスワードの入力を決済の際に義務付けるというものです。

対策③:配送先情報活用状況、属性・行動分析データの活用

電話番号、住所などお客様の個人情報を活用し、サービス提供前に不正使用を検知するセキュリティ対策方法がございます。

例えば、過去に蓄積された不正配送履歴を参照して商品の配送を中止するなど「配送先情報」を活用する方法がございます。

また、過去の取引記録からリスクを評価し、不正を予想する「属性・行動分析」という方法もございます。

このように過去の事例から取引が不正である可能性を予想する事が、物販商材では重要になってきます。

まとめ

割賦販売法の改正によって、EC事業へのルールが厳しく設定されました。

一方で、法が整備されつつあるという事はクレジットカード決済の需要が増えている事の表れでもあります。
事業者様は是非クレジットカード決済システムの導入をご検討下さいませ。

小泉孝太郎さん出演
請求管理ロボ・動画CM公開中