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リカーリングストックビジネスとは?

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あらゆる収益モデルは、フロービジネスとストックビジネスの二種類に分類が可能です。
フロービジネスとは、常に新規の取引によって成り立っているものです。例えば、不動産仲介、Web制作、車の販売等です。
しかしながら、多くのフロービジネスはストックビジネスと隣接しているものです。不動産の仲介料は単発のものが多いですが、賃料は毎月発生します。Web制作代金は単発でも、その後の保守や運用費用は定期的なもの。車の購入自体は単発でも、その後必ず定期的なメンテナンス、ガソリン代、備品等の出費が継続的にかかります。
このように、一度取引してしまえば、その後、利用が続く限り継続的に収益が得られるビジネスモデルを、ストックビジネスといいます。
では今回のタイトルとなっている「リカーリングストックビジネス」とは何を指しているのでしょうか。

リカーリングとは?

ストックビジネスも更に二種類に分類できまして、サブスクリプション型とリカーリング型です。
サブスクリプション型は、例えばNetflix視聴料やマンションの賃料の様に、定期的に決まった料金を徴収するビジネスモデルです。
一方でリカーリング型は、同一のユーザーから継続的に集金し売上を積み上げるという点ではサブスクリプション型と同様ですが、金額が従量制で決まるという点で異なります。
「リカーリングストックビジネス」とは、このようなリカーリング型のストックビジネスを指します。

リカーリング型収益モデルの事例

以上を踏まえてリカーリング型の事例を上げますと、携帯料金、ガソリン代、車やブリンターなど機械類の部品、ティッシュやトイレットペーパーなどの日用消耗品など様々です。ゲームで例えるとスマブラやポケモンのような買い切りソフトはフロー型、定額制で遊び放題ならサブスクリプション型、ソーシャルゲームの課金や家庭用ゲームのダウンロードコンテンツはリカーリング型です。
ちなみに、日本最古のリカーリング型ビジネスと言われているのが「富山の置薬」です。何と江戸時代から現代まで長年続いているのビジネスモデルなのです。これは「配置販売」という販売形態を取っており、一般家庭に医薬品の入った箱を預け、半年おきに中身を確認し、使用分の代金を請求するというものです。馴染みのない方々も、昔ご実家で見かけた事くらいはあるのではないでしょうか。余談ですが、「富山の置き薬」型ビジネスで有名な廣貫堂はグループ売上が130億円にまで達しています。安定した積み上げ収益の賜物なのではないでしょうか。

ストック型ビジネスの未来

日本では江戸時代から存続しているストック型ビジネスですが、今後も成長が見込める有望なビジネスモデルです。
インターネットの普及によって無形商材の普及、有形商材の配送網の整備、継続的な集金の自動化が進むにつれて導入が昔と比べて簡単になりました。特に物質への所有欲が薄れ、経済成長が頭打ちとなっている日本のような先進国では、「購入」よりも「レンタル」を選ぶ人が増えてきています。
今や都心では富裕層でも自家用車は所有せず、タクシーや高級車の定額レンタルサービスの利用を選ぶようになりつつあります。DVDやCDを購入するのではなく、NetflixやSpotifyのような定額サービスでコンテンツを楽しむ事が世界では主流です。
これからビジネスを始められる方は、フロー型の単発の収益を目指して営業を続けるだけでなく、ストック型の安定した収益モデルも検討してみてはいかがでしょうか。

 
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