ROBOT PAYMENT、株式会社ヘッドウォータースとの二社合同IR説明会 議事録公開のお知らせ

株式会社ROBOT PAYMENT(本社:東京都渋⾕区、代表取締役:清久 健也、以下 当社)は、AIソリューション事業を手掛ける株式会社ヘッドウォータース(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠田 庸介、以下「ヘッドウォータース」)との二社合同IR説明会を2024年6月3日(月)に名古屋のオルクドールサロンにて開催し、その議事録を公開いたしました。

ダイジェスト

当社代表取締役、清久の発表について

  • メインプロダクトのリカーリング収益比率は約97%
  • 安定収益が見込めるストック型モデルを採用している
  • 顧客の属性が多岐に渡るマクロショックに強い顧客ポートフォリオとなっており、2023年12月は増収増益
  • 株主への配当を開始。配当性向15%を目途に連続増配を目指す
  • 中期経営計画は計画を上回るペースで進行している

ヘッドウォータース代表取締役、篠田様の発表について

  • 事業のご紹介と市場環境の認識~過去・現在~
  • ビジネスモデルと各グループ会社の役割~AIソリューションについて~
  • 売上高推移とAIエンジニア人材の獲得状況
  • パートナーシップと強み~アライアンス戦略について~
  • 業績と展望~生成AIについて~

議事録

開会のご挨拶

本間:本日は、株式会社ROBOT PAYMENTと株式会社ヘッドウォータースの二社合同IR説明会にお集まりいただき誠にありがとうございます。本日の司会を務めさせていただきます株式会社ROBOT PAYMENTの本間と申します。よろしくお願いいたします。早速ではございますが、株式会社ROBOT PAYMENTの会社説明を始めさせていただきます。清久社長、ご登壇お願いいたします。

株式会社ROBOT PAYMENT 会社説明

清久:本日はお集まりいただきありがとうございます。清久と申します。名古屋にはご縁がございまして、30歳で弊社を立ち上げたのですが、その前は電通に勤めておりました。電通ではトヨタ自動車を担当しており、名古屋には出張という形で頻繁に足を運ばせていただいておりました。

また、妻は名古屋の緑区出身で、南山高校を卒業し、現在は産婦人科の医者をしております。妻の両親も名古屋に住んでおり、父親は歯医者の経営者、母親は中川区で薬剤師をしております。妻と子供は伏見に住んでおり、私は毎週、東京から名古屋に帰っています。今日も伏見の方から参りました。

本日は、東海東京証券様のご尽力もあり、このような機会をいただきました。東京にもオルクドールサロンがございますが、行かれたことはございますでしょうか。最近では、表参道に新しいオルクドールサロンが完成し、近くのお寿司屋さんとイタリアンが非常に美味しいので、東京に行く際はご利用いただくと良いかもしれません。

それでは、弊社のご説明をさせていただきます。20分でのご説明となりますため、ポイントを絞ってご説明いたします。ご不明点等ございましたら、後ほど懇親会でご質問いただけますと幸いです。

弊社はIT企業であり、DXを推進しております。「決済『+α』で世の中の課題を解決する」というブランドアイデンティティを掲げております。

プロダクトは大別して2つあり、ペイメント事業とフィナンシャルクラウド事業に分かれております。

ペイメント事業は、2000年の創業時から継続している事業で、主に、サブスクビジネスを行う事業者に対して、決済、顧客管理、定期課金といった機能を提供する「サブスクペイ」を主力としています。サブスクペイは、現在8,000社ほどのご契約をいただいております。

フィナンシャルクラウド事業は、2015年に開始した事業でございます。世の中の企業は、毎月多くの請求書を発行しています。請求業務は手間のかかる業務であり、ミスも発生します。「請求管理ロボ」は、請求から債権管理までの業務をDX化するプロダクトとなっております。スライド一番右に記載の「請求まるなげロボ」は、請求管理業務の全てを弊社で行い、また売掛債権も弊社が保証いたします。

サブスクペイの導入企業様につきましては、毎月購読料が発生する新聞社様、毎月寄付金が発生する赤十字様などにご利用いただいております。

また、EC決済市場は今後も成長が予想されており、弊社事業の成長可能性は大きいと考えております。

請求管理ロボの導入企業様につきましては、主にベンチャー企業様が多いものの、大手企業様による利用も増えてきております。

また、国内SaaS市場も拡大傾向にあり、マーケットの余白は大きい状況でございます。

収益モデルについてご説明差し上げます。弊社の収益は非常に安定しております。いわゆるストック型、積み上げ型と呼ばれるモデルです。スイッチングコストが高く、一度ご契約いただくと、地層のように半永久的に企業様にご利用いただけるビジネスモデルとなっております。解約になる理由につきましては、事業撤退や倒産などが挙げられます。しかしながら、そのような事態はほとんどなく、収益が積み上がる仕組みとなっております。チャート上でもご確認いただけますように、収益のブレが少なく、着実に成長するモデルであると考えております。

顧客単価についてですが、弊社は月額固定費をいただいております。さらに、サブスクペイで申し上げると、決済金額に対して決済手数料を、決済件数に対してトランザクションフィーを上乗せして課金しているため、お客様が請求を行うほど、従量費が増え、顧客単価が上がる仕組みになっております。

解約につきましては、先ほどご説明差し上げましたように、事業撤退や倒産によるものとなりますが、事業撤退や倒産の発生を、顧客単価の向上が上回るため、収益は右肩上がりになる仕組みとなっております。

また、弊社のビジネスは、参入障壁が非常に高いビジネスとなっております。決済サービスを提供する企業は上場企業を含めて何社かございますが、新規のプレイヤーが参入してくる可能性は低いと考えております。弊社は、日本のほぼ全てのクレジットカード会社、銀行と提携させていただいておりますが、第一にこの契約のハードルが非常に高いという理由が挙げられます。また、決済システムを構築するためには、数億円から数十億円が必要となり、今から決済システムを構築し、8,000社から9,000社のお客様を高単価で獲得することのハードルは非常に高いと考えています。

さらに、弊社のお客様のポートフォリオについては、特定の大口顧客、特定の業種に偏っていないことが特徴となっており、過去に発生した震災、コロナショックの際にも、弊社の売上は全く下がりませんでした。

売上高の推移についてご説明差し上げます。事業として最初にスタートしたサブスクペイは順調に成長し、請求管理ロボも順調に成長してきております。売上高の構成比としては、ペイメント事業とフィナンシャルクラウド事業で、6:4ほどとなっております。

また、先ほどご説明差し上げた収益が積み上がるという点において、弊社では、積み上がる収益、いわゆるリカーリング収益が約96%を占める形となっております。リカーリング収益が順調に推移し、前年比で27.7%の成長となっております。

弊社は2021年に上場し、その当時は約2億円の営業利益となりました。翌2022年につきましては、戦略的かつ積極的に投資を行った結果赤字となりましたが、議論を重ねた末、利益を出すことを重視する意思決定を行い、2023年は過去最高益を達成することができました。

KPIについてご説明差し上げます。サブスクペイは約8,000社、請求管理ロボは約900社のお客様にご利用いただいております。顧客単価が約10万円となっておりますため、非常に安定した収益構造となっております。解約率は年次ベースでは約6%となっております。一般的には10%と言われておりますので、解約率が低いことが特徴となっております。

株主様への還元については、2023年12月期の通期決算において、配当を出すというご報告をさせていただきました。現状では一株あたり10円となっておりますが、今後は、配当性向15%を目途に連続増配を目指していきたいと考えております。

株価については、上場時に一時的に跳ね上がったり、赤字を発表した年には下落もいたしましたが、復調傾向にございます。直近ではグロース市場全体の影響も受け低水準となっておりますが、2023年12月期の通期決算時には3,000円台となりました。

今後の展望についてご説明差し上げます。まず、中期経営計画の進捗につきましては、現状、2023年に開示を行った中期経営計画の目標を上回るペースで成長しております。

今後の事業展開につきましては、既存事業をしっかりと伸ばしていくことに加えて、特に、弊社の強みでもある決済周辺領域、与信領域で新規事業を開発することで、さらなる成長を目指していきたいと考えております。

以上で弊社のご説明を終わります。ありがとうございました。

株式会社ヘッドウォータース 会社説明

皆さま、こんにちは。
株式会社ヘッドウォータースの篠田と申します。
本日はお忙しい中、お時間をいただきまして誠にありがとうございます。

名古屋にはご縁がありまして、当社の社外取締役がヴィレッジヴァンガードコーポレーションの代表でございまして、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションとの関係もあり十年以上前からよく名古屋には伺っておりました。早速ですが、株式会社ヘッドウォータースの会社説明を始めさせていただきます。

まずは事業概要の説明、業績、将来の方向性の話をしていきます。

AIの会社ですとビジネスモデルとしてわかりづらい点があるかと思いますので、そういった部分からお話をしてまいりたいと思います。2005年に設立し、私1人から始めた会社となりまして、創業から18年程になります。18年前は事業としてAIをやっている会社はまだない時代でした。AIって何なんですかということはよく言われるのですが、基本的にはソフトウェアです。ExcelとかWordといったものと同じですが、そのソフトウェアのちょっと未来を実現するものと思っていただければ良いかと思います。

AIは時代によって変わるもので、30年くらい前はエアコンの温度を調整することもAIと言われておりました。ちょっと未来のこんなことができたら良いなを実現させるものがAIです。

当時、ソフトウェア開発を専門に行う会社を設立いたしまして、テクノロジーで世の中を変えていこうと考えました。20年近く前ですので、今ほど世の中がデジタルで変わっていくかどうかはわからない時代でしたが、絶対にこれからはITやテクノロジーが世の中の中心になって時代が変わっていくだろうと考えました。そこで、1人1人エンジニアを集め説得しながら今の会社を作っております。

変遷でいいますと、最初はシステムを受託で請けて開発を行っておりました。2014年からSoftbank社がPepperというロボットを発売したのですが、みなさま覚えておりますでしょうか?

Pepperのソフトウェアを多く作っていたのが当社となります。Pepperは良いロボットなのですが、手は動くけど物は持てない、そんなに頭も良くない。ご縁があってソフトウェアの開発に携わるご縁があり、どうやって使ったらよいか、いかに世の中で使うかを考えていった結果、様々な人工知能を研究してPepperに繋ぎこんで動かす仕組みづくりをやっておりました。Pepper単体だけではなく、決済端末と連携させたり、Pepperのカメラだけではなく、他のセンサーを使って来客を検知させてお客様対応させたりといろいろな事をやっておりました。

IoT端末とPepperを繋ぎ合わせてファーストフードの店頭で注文を取ることもしました。他にも銀行で商品説明をさせるというような事をやるようになりました。この頃に我々がやったことは、世界中のAIを研究してそれをPepperにいち早く使ったということ。もう一つは、PepperだけでなくIoT端末も組み合わせて、ソリューションを作り上げて行きました。

当時はAIやロボットでお金を稼いだ会社は世界的にみても少ない状況の中で、どのようにマネタイズするかという事を追求していきながら2020年上場というところまで売上利益を積み上げていった会社になります。

市場環境認識につきましては釈迦に説法ではございますが、AI市場、特に生成AIというものは聞いた事はございますでしょうか?一昨年の11月に登場したChatGPTによって、AI市場が急激に伸び始めております。生成AIの市場は年間で47%伸びていくと予想されており、AIの市場でも年間10%以上成長が見込まれております。全世界的に見ても、市場だけでこれだけ伸びている市場はあまりないのではないかと思います。

それでは次にAIの仕事って何をやるのかという話しですが、お客様は年商1000億円以上のエンタープライズと呼ばれる会社に絞っています。AIのような最先端の技術を使うには、チャレンジにお金がかかってしまう。新しいテクノロジーは資金を投下しないと形にならないので、今のところは大手企業に絞っております。その為、ショットで大きなお金を頂き継続的にAIを活用したソリューションを一緒に作っていくことが可能となります。

大手企業と我々がどのように仕事をしていくのかというと、当社はAIの専門家であり、顧客はその事業の専門家であります。商社だったら貿易の専門家。トヨタ様だったら自動車の専門家。AIの経験と知識はないので、当社が最初はコンサルティングから入ります。そこで本当にこのAIが使えるのかとか、このAIを使うべきなのかをお客様と一緒にプランを練ります。企画立案した後は、やりながら失敗しながらを繰り返すアジャイルという開発方式を実行し定額でお金をいただく形で進めます。この方式でお客様と共にAIを実装していきます。

最終的な出口としては、一緒にサービスを作る。建築業界であれば、建築業界向けのサービスをお客様と一緒に作って売るということもします。また、ずっとAIを研究したいので、当社とお客様とでチームを出し合って、ラボ型で研究を続けるという事もやります。最終的にはお客様の内部でAIを活用できるようになるまで、伴走しながらAIの導入をやっていくというビジネスモデルでございます。

そして体制としては、人材を採用できるか、育成できるかが重要になります。なぜならAIエンジニアはまだまだ世の中にも少ないのが現状なので、採用は現在順調ですが、より採用を強化するために育成をする為の会社。コンサルティングを専門にする会社。また、ベトナムに子会社も設立しまして、ベトナムだから安い人件費でということではなく、日本人と同水準の給料でよいので、ベトナムで一番優秀な人材を確保する事を進めています。

よくどの国の人材が賢いのかといった話をされる方がいらっしゃいます。例えば、インド人はITが得意だといったような話です。これは私自身、ナンセンスだと思っています。どの国でも優秀な人材はおりますので、一番優秀な人材を上から集めていけば、最高の技術が集まると考えています。そこで、今はベトナムで様々なAIを研究させております。
この体制で我々はサービスを提供しております。

我々の強みの一つですが、8年程AIを手掛けておりますので、当時からAIを行っていた会社は数少ない状況でございます。過去に作ったAIのモデルや、AIを活用するのに必要な周辺システムを部品化して、プラットフォームに持っております。これにより、開発をしなくても過去作ったものを再利用することによって、安く、早くAIを活用したシステムを提供できるようになっております。

今年の第1四半期は売上利益とも順調に推移しております。売上利益ともに過去最高でございました。2023年におきましては売上の伸びが147%でございましたが、2024年度は130%成長を見込んでおります。順調に推移しております。AIエンジニアも順調に増えております。

当社はAIやAIを活用したソリューションサービスを作ることが強みとなります。
さらに当社の強みをお伝えしますと、ChatGPTのOPEN AI社はマイクロソフト社が49%株を持っておりますので、子会社となります。その為、マイクロソフト社のWordやExcelのようなサービスの裏側には、ChatGPTが動いています。

当社はそのマイクロソフト社とAI事業を始めたころから連携をしております。今、新しいお客様の7割程はマイクロソフト社からの紹介となっております。

マイクロソフト社がなぜ我々に顧客を紹介してくれるかと言うと、我々がマイクロソフト社のサービスやAIを組み込んだソリューションを世の中に生み出していくので、当社が大手のお客様にサービスを売れば売るほど、マイクロソフト社のAzureというクラウドの使用量がどんどん上がっていくのです。その為、マイクロソフト社は当社に次々にお客様を紹介してくれるという仕組みになっております。

事例で言いますと、ローソンさんの天井に20台ほどカメラを設置して人の動きや棚の状態をリアルタイムで検知して、データ化して分析することで売上向上につなげ、店舗運用の最適化に利用するというシステムがございます。このカメラはSONY社製の中にAIが入っているビジョンセンサーを使っており、マイクロソフト社のクラウドに最終的にデータを上げるのですが、大量にデータを上げてしまうと時間やお金がかかってしまう。そこで、NVIDIA社のGPUをローソンさんの店舗においてリアルタイムで分析し、データの要・不要をその場で瞬時に判断させていく。NVIDIA社のチップを使ってリアルタイムで分析し、SONY社製のカメラで分析したデータをマイクロソフト社のクラウドに上げる。この仕組みをローソンさんにヘッドウォータースのサービスとして販売しております。

これによって、当然にクオリティが高いという側面もありますが、SONY社やNVIDIA社、マイクロソフト社がお客さんをどんどん紹介してくれる。このような形でどんどん顧客を増やしております。時にはマイクロソフト社がお客さんを紹介していただくだけでなく、当社がマイクロソフト社にお客さんを紹介することで、パートナーシップをより強固にしていく形でどんどん売上を増やしていっております。

結果的に星印が、昨年1年間で増えたお客様となります。残り時間が少ないのでトピックの話しで言いますと、生成AIについて大手企業への導入は当社が日本で一番多く手掛けているのではないかと思います。昨年までは、生成AIに対しての予算を持っていませんでしたが、今年からはそれが予算化されて本格的にChatGPTを使って自分の会社をイノベーションしていく動きが各社出てきております。それを一手に引き受けて業績を伸ばしていくことが当社の今の路線となります。

事例はいろいろあるのでお話をしたかったのですが、またご興味があればお話しできればと思います。このような会社ですのでいろいろと調べていただければと思います。

本日はどうもありがとうございました。

対談

株式会社ヘッドウォータース代表取締役 篠田 庸介
株式会社ROBOT PAYMENT代表取締役 清久 健也

司会者(以下、MC)
早速ですが対談形式ということでございまして、アイスブレイク程度にお二人の素顔に迫ってみたいと思っております。まずは簡単にご趣味を伺えればと存じます。お二方ともに年齢は50代半ばであると思いますが、見た目は非常に若く見えます。普段どのような事をされておりますでしょうか?

清久健也
この中にもゴルフをやられる方は多いかと思いますが、私はゴルフを辞めまして、サーフィンをやっております。その為、日焼けをしております。サーフィンはストイックなスポーツでございますので、夏は朝2時とか3時に起きて海に出るような生活を週に1~2回、2~3時間行っております。波に乗ることで、健康の為にも、リフレッシュにもなっております。また、発想も浮かびますし、瞑想にもなるので様々なメリットに繋がっております。

篠田庸介
日焼けをしてて、怪しげに見えたりもしますが、ちゃんとしてる人です(笑)。清久社長とは15年くらいの付き合いで、会社としてもまだまだの時からの友人でございますので、いろいろと突っ込ませていただきます。

清久健也
最初はゴルフでの出会いでしたか?あまり覚えてないですが(笑)。

篠田庸介
そうでしたね。ゴルフでしたね。
私の趣味は子供の時からサッカーをずっとやっておりまして、いまだに大会とかにも出場しております。週1か週2でサッカー。さらにパフォーマンスを出すためにジムでのトレーニングも実施しておりますので、合計週5は朝に体を動かしてます。

清久健也
4時起きくらいですか?

篠田庸介
5時起きくらいですかね。

清久健也
体脂肪率はどのくらいですか?

篠田庸介
体脂肪率は7%~8%くらいですかね。結構、脱ぐとバキバキですね。

MC
食事も気にされておりますか?

篠田庸介
そこまで気にしてないですが、タンパク質を取らないと筋肉つかずに痩せていってしまうので、結構しっかりと食事はとるようにしています。

MC
サッカーは小さい頃からですか?

篠田庸介
サッカーはクラブユース選手権というものがあり、全国8位くらいになったことがあります。大学の時にはプロにも行こうかと頑張ったのですが、怪我もあって行けなかったですね。ただ、サッカーに出会って良かったと思ってます。いまだに楽しくやれていますので。当社はコロナの時期に上場したのですが、航空系の案件もなくなったりした中で、何とか上場達成できたのですが、サッカーをやっているとそういった迷いなんかも晴れたりしてやってて良かったと思います。

MC
それだけ打ち込まれているという点におきまして、継続する秘訣のようなものはあるのでしょうか?

清久健也
そうですね。ルーティーンを非常に大切にしております。当社のビジネスもそうですが、積み重ねや繰り返しですね。見た目は少しチャラいですが、根はまじめな性格なので、コツコツ型と言いますか、ルーティーンを大事にしております。

篠田庸介
清久さんは非常に数字に細かいですよね。ちょっとした話をふった際でも、それは何故そうなるのかといった事を、事細かく質問してきますね。頭が良く、細かい面まで把握されようとする点が素晴らしいと思います。

清久健也
私も上場株の投資はやっておりますが、全てをExcelで管理して毎月利益率等を集計しているようにしてます。

篠田庸介
清久さんは、こういう性格なのでどんな時でも大丈夫だと思います。僕は常に平常心でいるという事を大事にしています。今の会社も18年やっていますので、良い時も悪い時もある。コロナもあったしリーマンショックもありました。その中で経営者としていなくなる人、やり続ける人を見ていると、一喜一憂したら駄目だと思っています。筋トレもずっとやっておりますが、筋トレ頑張るぞと思うと続かないですね。当たり前だと思う事が大切だと思います。朝起きてジムに行って目の前にベンチプレスがあったら持ち上げる、これに対して何も考えない。気が付いたら上げていて、シャワーを浴びて帰る。仕事も頑張るぞという事ではなく、呼吸をするのと同じように仕事をするようになれば、どんな時でも平常心でいられる。このような形で仕事も趣味もやっています。

MC
これまで会社を経営されてきて、浮き沈みがある中で変えなければいけない事、変えるべきでないこと、色々と取捨選択をする場面があったと思いますが、過去を振り返ってみていかがでしょうか?

清久健也
過去には相当大変な場面もあったと思います。特に、創業から5年、10年くらいまでは。ただ、そういった事は忘れていってしまいますね。

篠田庸介
そうですね。投資家の方に対して話すのはちょっと抵抗がありますが、お金を稼ぐという観点でまじめに商売をやったのは上場してくらいからかと思います。予算達成や利益をださなければというようなことを今は当然に意識していますが、その前までは誰もやらないとか誰もやったことがないとか、自分しかできないという事を目指して何とか飯を食っていくということをやってきたように思います。ある意味、ロマンばかり追ってきて商売ベタなのでしょうね。

ただ、歳も取ってきて上場企業として自分だけの会社でもないので、その中でしっかりと利益を出し、成長させる。ロマンを成長につなげる、ロマンを競争優位に変えるという事を、ここ数年は徹底してやってきています。今までの大変な時というのは、ロマンを追ってきただけなので、大変さはなかったなと振り返ると思います。

MC
熱い話ありがとうございます。先ほど、篠田社長からもお話がありましたが、生成AIのブームであったり、経済環境の中でも毎日、円安の話がニュースになっていたりしております。最近の市況について感じる事はございますでしょうか?清久さんいかがでしょうか。

清久健也
私もアメリカの株も多少やっておりますが、円が安すぎてドルが買えない。高いなあと思い、日本株中心になっています。やはり、ドルが高いというよりかは、円が安いですね。先日、ここ5年から10年の世界の通貨の下落率ランキングをみたら、日本はワースト4位でしたね。アルゼンチン、トルコ、ロシアの次に日本は下落しているという事でした。その為、ドルが高いというよりも、円がどんどん安くなってきている。これからも円が高くなる気はしないですよね。一時的には140円台に戻るような事はあると思いますが、基本的には円安基調なのかなと思います。将来的、長期的には日本の会社は外貨に対して収益を上げていかなければならないので、まさにトヨタさんは製造業として世界に物を売るということは最高の会社だと思いますし、世界に物を売るという観点では我々もこれからやっていきたいと思っております。

篠田庸介
私はAIの会社の代表ですのでAIという側面からお話をさせていただきます。ChatGPTに追いつくようなAIは日本では作っておらず、今後もそう簡単に追いつけるものではないと思います。一方で、生成AIは人みたいで少し気持ち悪い感じもしますよね。それもあり、ヨーロッパやアメリカでは使わないように規制をかけたりという傾向が強めにありますが、日本では面白がって使ったりするケースが多いです。AI企業代表が言うのも何ですが、AIの会社という名前が全面に出ているうちは、AIのマーケットは全然伸びないと思っています。

今は、インターネットの会社って言葉はないじゃないですか。インターネットの上でECをやったアマゾンが強いとか、インターネットの技術を活用してモバイルに走ったアップルが強いとか、インターネットを検索できるグーグルが凄いといったように、インターネットという基礎技術の上を、このインフラを使って勝った会社が次の時代を作るのだと思います。そう考えると、AIの会社なんていう言葉はダメで、アメリカの企業では素晴らしいAIをどんどん出していますが、これで勝負が決まったわけではなく、これからこのAIを活用して人をどう幸せにするか、ラストワンマイルをやるかという事で、日本はまだAIで勝てるのではないかと思ってます。勝つというより、リーダーシップをとることに僕はまだ希望を持っています。この思いをもって業界を突っ走ろうかと思っています。

ただ自分の会社だけではだめなので、日本という枠にとらわれずに世界中の企業を巻き込みながら、全てを活用して世界で最高のソリューションを日本から世の中にだしていければなと思っております。希望はあるのではと思ってます。まあ、半導体も日本は強いですから。

MC
ありがとうございます。話が少し変わりますが、今回この2社で合同開催をした経緯ですとか、両社の関係性や将来的なお話をいただけますでしょうか?

清久健也
昔から仲良くさせていただく中で、ヘッドウォータースさんの上場前にシリーズAの時点(10億のバリエーションの時)にROBOT PAYMENTとして出資させていただきました。上場後結果的に、40倍になったりもしましたので、個人で出しておけば良かったなあと思ってます(笑)。いまだに保有させていただいています。

篠田庸介
そうですね。まだ保有していただいてるので偉いなあと(笑)。

清久健也
まあ、そこは笑い話なのですが、実は当社の請求管理ロボの立ち上げの際にもヘッドウォータースさんにシステムを作っていただいたりですとか、AIで実現したいことも考えていただいたりとか、色々とコラボレーションはさせていただきながら現在に至っております。

篠田庸介
そうですね。AIって重要ではなく、大事なのはデータです。データの質と量を持っている会社が最後に覇権をとっていくのは間違いないです。そういった意味では、当社はAIを活用するのは得意ですが、データはその実務をやっている会社が持っております。その為、請求管理ロボ、ペイメントで集まったデータは再利用が必ずできるし、AIを活用しながら中堅企業向けにソリューションを作っていくことはキラーコンテンツになるのではないかと思っています。

清久健也
そうですね。我々もそこでいろいろな事ができるのではと思っています。与信以外にも購買データとかもありますので、2027年以降に投資をしてヘッドウォータースさんにも協力いただければと思っております。我々もそこで新事業を作って伸ばしていきたいなと思っております。

篠田庸介
その時、足りないお金があったら当社の株を売ってもらえればと(笑)。

MC
ありがとうございます。最後にお二人から今後の意気込みをいただければと思います。

清久健也
弊社は今、2千円台の株価でございまして、非常に安いと個人的には思っております。目標としては時価総額1000億を数年後に必ず達成させます。夢は1兆円の時価総額で、今はまだ何年かといった線は引いてないですが、これは死ぬまでに実現させたいと思っています。

とにかくコツコツ型でストック型であり、売上はほぼ100%減らないので、プラスして今後どう地層を積み上げていくかだと考えております。今の中計以上に上手く投資をしていかないと1兆円はいかないと思っています。もちろんM&Aもやらないといけないですし。
そういった意味で僕は1兆円を死ぬまでに達成させるという事を固く決めております。本日の情報だけでは信用してもらえないかもしれませんが、やるといったことは必ずやる男ですので、投資をいただければと思います。本日はありがとうございました。

篠田庸介
僕はいろいろな上場企業の経営者の知り合いも多いですが、グロースの会社で1兆円を目指すと公言して事業を進めている人はほぼ見たことないです。その心意気がないと行くものも行かないので、凄く稀少な方だなということは保証いたします。1兆円いくかどうかは保証いたしません(笑)。

最後に意気込みについてお話します。シンプルな話で言いますとAIはこれからですし、AIという領域で日本が世界をリードするようにならなければならないと思っています。その中で当社は、今現在まだ時価総額200億円台の状況です。まずはAI領域において日本No.1を取りに行くために、ここ2年3年でしっかりと勝負を掛けていきたいと思います。

当社はこれを実現させるために必要な実力はあるので、あとはトップラインをどう伸ばすか、そのトップラインを形成する上で必要な人材をしっかりと採用できるかになります。そこまでハードルは高くないと思っております。まずは、ここをご期待いただければと思います。全力でいきます。

本日はありがとうございました。

(以上)


【会社概要】
社名 :株式会社ROBOT PAYMENT(東証グロース:4374)
所在地:東京都渋谷区神宮前6-19-20 第15荒井ビル4F
設立 :2000年10月
代表 :代表取締役 清久 健也
URL :https://www.robotpayment.co.jp/
請求管理ロボ  :https://www.robotpayment.co.jp/service/mikata/
請求まるなげロボ:https://www.robotpayment.co.jp/service/marunage/
サブスクペイ  :https://www.robotpayment.co.jp/service/payment/
1click後払い    :https://www.robotpayment.co.jp/service/1click_atobarai/

社名 :株式会社ヘッドウォータース(東証グロース:4011)
所在地:東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
設立 :2005年11月
代表 :代表取締役 篠田 庸介
URL :https://www.headwaters.co.jp

<本件に関するお問い合わせ>

株式会社ROBOT PAYMENT
担当者名 :  IR室 菊地 憂佑
電話番号 :  03-5469-5780
メール       :  pr@robotpayment.co.jp