Corporate Purpose Statement

当社は2000年、インターネット決済の黎明期にインターネット決済サービス（「サブスクペイ」）を開始いたしました。様々な困難や苦悩に直面しましたが、「為せば成る」の精神で絶対に諦めず、2019年に東証マザーズ（現グロース）市場への上場を果たすことができました。

そして、創業25周年を期に、改めて今の世の中に対して我々は何ができるのかを考え、Corporate Purpose Statement（企業が社会的課題を解決するために行う活動や目標）を新たに制定いたしました。
同時に、これまで掲げてきたビジョンも刷新しました。

「商取引を自由にする決済インフラで再び日本を強くする」

日本経済は、「失われた30年」 と言われるように、1990年初頭以降 デフレからの脱却ができず 、 また 技術革新や成長産業の創出も進まず 、
さらには 少子高齢化による労働人口の減少が 経済成長を妨げ、結果として 国際競争力が大きく低下しています。

こうした背景にある、商取引を阻む社会課題である「慣習」「非効率」「与信」という3つの壁に対して、ROBOT PAYMENTは、お金をつなぐ様々な革新的サービスで解決し、日本における中小企業や基幹産業が持つ本来の力を発揮できるよう、お金の流れを潤滑にすることで、商取引が円滑に進み、新たな価値が次々と生まれる機会を創出してまいります。
そして、日本の経済力を底上げし、 企業が持続的に成長できる環境を提供します。

　

　

請求・債権管理業務の効率化と、資金繰りをサポートするサービスを展開

ROBOT PAYMENTは、主にBtoB企業をターゲットに、請求管理、決済、経費精算といったバックオフィス業務を効率化・自動化するサービス (SaaS)と決済代行サービスを組み合わせたビジネスモデルを展開しています。

資金繰りの状況を早くし、改善するサービスを展開

近年、ゼロゼロ融資の返済に加え、物価高や人件費上昇、金利上昇を理由とした資金繰難による倒産が増加。
特に中小・零細企業を中心に、資金繰りに対する「早く把握する仕組み」と「資金繰りを改善する仕組み」へのニーズが拡大しています。

ROBOT PAYMENTは、経理・財務の請求管理業務を自動化し、効率的な運用や締日の早期化を図り、資金繰りを 早く把握するための「請求まるなげロボ」や「請求管理 ロボ」「サブスクペイ」といった経理をDXする3つのサービスを展開しています。

また、決済インフラを活かし、資金繰りを改善する 「1click 後払い」や「ファクタリングロボ for SaaS」などのサービスも提供しています。

競合企業と比べた強み

収益の柱は、サービスの月額利用料と、決済サービスにおける取引手数料です。
これらのサービスを連携させることで、顧客に対してより包括的な業務効率化ソリューションを提供し、LTV(SaaSモデ ル)と取引量の増加(決済モデル)の両方から収益を拡大させています。

継続的に積みあがっていく収益構造

毎月固定のサービス利用料と、インターネット決済代行による取引額や請求の件数に応じた手数料が、ロボットペイメントの主な収益です。一度きりの取引ではなく、継続的に得られる収益が全体の96%を超えています。つまり契約社数が解約社数を上回っている限り、売上はどんどん右肩上がりで積みあがっていくのです。

新規参入が難しい「決済システム」を武器に、差別化されたサービスを展開

決済サービスを始めるには、カード会社や金融機関との契約、与信ノウハウ、強固なセキュリティ対応等が必要となり、新規で開始するには参入ハードルが高く、競合にとっての障壁となります。
また、決済が強みとなり、当社の全てのプロダクトは決済と連携し強みを生み出しているため、競合と差別化されています。
当社のように決済と請求管理の両方にサービスを持っている企業は多くありません。請求書の発行から代金の回収（決済）まで、企業におけるお金のやりとりを一貫してお任せいただけるのがロボットペイメントの強みです。

競合の新規参入が困難な事業領域であり、当社の組織の拡大に合わせて新規で獲得できる顧客数を伸ばすことができ、今後獲得する顧客売上はさらに増加させることができます。

高単価の特定顧客に依存していない構造

ROBOTPAYMENTは、9,000社以上の顧客基盤がロングテール構造となっており、売り上げは高単価の特定顧客への依存していません。

顧客単価の分布において、単価の低い顧客が横に長く伸びる状態となっており、単価の高い特定顧客への依存度が低く、単価上位顧客の解約があったとしても影響は限定的です。

外部環境の変化があっても売上が乱高下しない顧客構造

ROBOTPAYMENTのサービスは、インターネットでビジネスを行うあらゆる業界や規模の企業がお客様になります。実際に導入いただいているお客様の業界も、出版、新聞、教育、アパレル、IT、広告、人材など多種多様です。決済代行サービスはBtoCの個人事業主～中小企業向け、請求管理サービスはBtoBの中堅～大手企業向けと、サービスごとにターゲットの棲み分けもされています。
多様な業種の顧客ポートフォリオを構築しており、景気や震災等の外部環境変化に影響されない顧客の構造となっています。

特定の顧客に依存しないからこそ、創業時より展開している「サブスクペイ」は 2008年のリーマンショックや、2011年の東日本大震災、2015年以降に提供開始した「請求管理ロボ」や「請求まるなげロボ」も2020年のコロナ過でも、外部環境の変化に左右されず業績成長を続けてきました。