CTOメッセージ

    はじめに

    昨今では、DXのトレンドやクラウドを始めとした技術革新により、SaaSやRPA、AIなどを活用した業務システムの構成が大きく変化しています。 このような不確実性の高い状況下で、本当にユーザーにとって価値の高いプロダクトを提供するためには、チーム全体がプロダクトのコアバリューや高次の目的を共有し、メンバーが自身の強みを生かしてプロダクトの仮説検証を行うことが重要だと考えています。

    やるなら、みんなで

    現在の開発組織において、私が最も強みと考えるのは「やるならみんなで」という文化であるチームワークです。チームメンバーは、自身の強みを活かしながら、互いの弱みを支え合うことを文化として根付かせています。 このような文化は、メンバー同士が協力して仕事を行う中で自然発生的に生まれるものであり、簡単に仕組みによって作り出すことはできません。したがって、このような文化がチームに根付いていることは非常に貴重なものであり、宝だと思っています。 当社ではフルリモートでの業務を行っていますが、この文化を維持するために、リモートランチ会やワークショップ形式のミーティングを積極的に開催するなどの施策を行っています。その結果、新しいメンバーからも安心して質問ができるといった声や、社内アンケートでも心理的安全性が高いという結果が得られています。 実際に、フルリモートで開発をしているにもかかわらず、プロダクトマネージャー、アプリケーション開発者、SRE、CRE、CSなどの役割の垣根を超えたコミュニケーションが活発に行われており、メンバー同士が強みを発揮しやすい環境が整っていると思います。

    試みて、振り返る

    また、多くのケースでは、「試みて、振り返る」サイクルを繰り返し、徐々に理想の状態に近づいていくアプローチを重視しています。 当社が提供するプロダクトが本当に価値のあるものであるかは、ユーザーが利用して初めて明らかになるという考え方から、フィードバックによる改善を前提に、素早く提供し、ユーザーのニーズに合わせて適応しています。 そのため、サイクルの時間をいかに短縮できるかが重要です。 開発組織では、モダンな技術とエコシステムの導入、他社の事例やベストプラクティスに基づく運用の見直しなどを行っており、目先の開発だけでなく、長期的な開発プロセスの効率化にも取り組んでいます。 このような意味で、普段扱っていない技術領域にも興味を持ち、アンテナを張っていることが、その技術の実証実験を行ったり、業務に活かすことで活躍の機会が増えると考えられます。 個人の成長の面でも、私自身がエンジニアとして裁量を広く与えられた経験が、試みる主体として成長する大きなきっかけになったと感じています。 自分が感じた課題をもとに、アーキテクチャの設計やツールの選定なども行い、良いものも悪いものも結果が出たことで経験が積めました。 そのため、開発組織では、チームの規模を小さくし、裁量を持ったチームを増やすなど、小さい単位でも多くのメンバーが裁量を持って試みる機会を多く設けていくことを考えています。これによって、多くのメンバーが経験を積むことができ、組織全体の成長につながると考えています。

    プロダクト開発本部 技術部 部長・CTO
    白坂 有己人

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