Policy

経営方針

1.Corporate purpose statement

当社の強み

当社は2000年、インターネット決済の黎明期にインターネット決済サービス(「サブスクペイ」)を開始いたしました。様々な困難や苦悩に直面しましたが、「為せば成る」の精神で絶対に諦めず、2019年に東証マザーズ(現グロース)市場への上場を果たすことができました。
そして、創業25周年を期に、改めて今の世の中に対して我々は何ができるのかを考え、Corporate Purpose Statement(企業が社会的課題を解決するために行う活動や目標)を新たに制定いたしました。
同時に、これまで掲げてきたビジョンも刷新しました。

新しいビジョン
「商取引を自由にする決済インフラで再び日本を強くする」

日本経済は、「失われた30年」 と言われるように、1990年初頭以降 デフレからの脱却ができず 、 また 技術革新や成長産業の創出も進まず 、さらには 少子高齢化による労働人口の減少が 経済成長を妨げ、結果として 国際競争力が大きく低下しています。
こうした背景にある、商取引を阻む社会課題である「慣習」「非効率」「与信」という3つの壁に対して、ROBOT PAYMENTは、お金をつなぐ様々な革新的サービスで解決し、日本における中小企業や基幹産業が持つ本来の力を発揮できるよう、お金の流れを潤滑にすることで、商取引が円滑に進み、新たな価値が次々と生まれる機会を創出してまいります。
そして、日本の経済力を底上げし、 企業が持続的に成長できる環境を提供します。

2.事業展開

3つの壁を壊すための事業展開

商取引を阻む慣習、非効率、与信の3つの壁に対し、当社サービスを提供し、解決を行っていく


3.市場規模

インターネット決済代行サービス「サブスクペイ」

「サブスクペイ」の市場規模は38兆円、EC決済市場もCAGR12.2%で拡大中です。
インターネット決済市場は成長を続けており、当社の獲得シェアはまだ拡大余地があります。
この成長市場において、当社はさらなる導入促進とシェア拡大を目指します。


請求・債権管理システム「請求管理ロボ」

国内SaaS市場は年平均13.3%の成長を続けており、請求管理ロボのターゲットとなるBtoB取引企業数は250万社以上にのぼります。現在の当社のシェアは0.7%と、まだまだ大きな成長ポテンシャルを持っています。インボイス制度の導入が進む中、企業の請求業務の効率化が求められており、大手企業向けのプロダクト開発を加速し、さらなるシェア拡大を目指します。


ファクタリングサービス(請求まるなげロボ / ファクタリングロボ for SaaS)と後払い決済サービス(1click後払い)

BtoB決済市場の中で、ファクタリング業界は現在9.2兆円規模とまだ小さい市場ですが、企業の資金繰り改善やキャッシュフロー最適化のニーズが高まり、今後の成長余地が大きい分野です。また、後払い決済(BNPL)市場は年平均13.6%の成長率で拡大を続けており、企業間取引の決済手段としての普及が期待されています。当社は、請求業務の効率化と資金繰り支援を実現する「請求まるなげロボ」、SaaS事業者向けの「ファクタリングロボ for SaaS」、さらにBtoB向けの後払い決済「1Click後払い」など、多様なプロダクトを提供し、BtoB決済市場の変革を推進していきます。


4.中長期戦略

当社は、今後の成長戦略として 「3つの壁を壊す事業の展開」 を軸に、更なる市場拡大と新規領域への進出を進めます。

BtoB決済市場における更なる拡張
・インターネット決済代行サービスのシェア拡大
・請求管理・後払い・ファクタリング領域の強化


収益構造の進化とサービス高度化
・SaaS企業向けに特化した ファクタリングロボ for SaaS の提供
・与信取引拡大及び与信審査精度向上


新たな成長領域への進出
・海外送金領域への参入
・サプライチェーンファイナンスやダイナミックプライシングの提供
・AIスコアリングを活用した未収金管理サービスの開発


これらの取り組みを通じて、BtoB取引の流れをよりスムーズかつ効率的にし、企業の成長を支援する決済インフラを構築していきます。