クレジットカードブランドの違いと選び方とは? | 加盟店向け基礎知識
クレジットカードによく記載されている「Visa」や「Master」というロゴマーク。これらは、クレジットカードのブランドを表しています。クレジットカードには、国際的に流通している「国際ブランド」があり、日本で発行されているクレジットカードの大半にこうした国際ブランドが付いています。
クレジットカードブランドを導入する際、加盟店側はユーザーがブランドを選択する時に比べ、もっと慎重を期さなければなりません。もしメインの客層が所持していないカードブランドを導入してしまった場合、ユーザーが決済を利用できず販売機会を逃すことにもつながらないような事態が発生してしまいます。
本記事では、クレジットカードブランド毎の違いを比較し、貴社がカード決済を導入する上で業種別でご導入されておいたほうが良いブランドをお伝えしてまいります。
日本におけるクレジットカードの国際ブランドのシェア
クレジットカードの国際ブランドは、世界中で利用できるブランドで、「Visa(ビザ)」「Mastercard(マスターカード)」「JCB(ジェーシービー)」「American Express(アメリカン・エキスプレス)」「Diners Club(ダイナースクラブ)」が主要な5大ブランドとして知られています。また、近年では「Discover(ディスカバー)」「UnionPay(銀聯)」を加えて7大ブランドと呼ばれることもあります。
また、日本におけるクレジットカードの国際ブランドのシェアは、「Visa: 50.8%」「JCB: 28.0%」「Mastercard: 17.8%」「その他: 3.4%」となっています(イプソス株式会社「2020年キャッシュレス大規模調査」)。
では5大ブランドが持つぞれぞれの特徴を見ていきましょう。
① Visa(ビザ)
Visaは世界中で最も広く利用されている決済ネットワークの一つです。1958年に設立され、もともとはBank of America(バンク・オブ・アメリカ)のクレジットカードプログラムとして始まりました。その後、独立した企業となり、現在は国際的な決済テクノロジー企業として知られています。
世界200以上の国と地域で利用可能であり、約1億3000万店舗に上る加盟店でサービスを提供しています。また、Visaのネットワークは高度なセキュリティ技術を採用しており、不正利用防止のための様々なシステムを導入しています。グローバルな受け入れ範囲が広く、海外でも使いやすいことが特徴です。
なお、当社の「サブスクペイ」でクレジットカード決済を導入いただくと、決済手段としてVisaをご利用いただくことができるようになります。
② Mastercard(マスターカード)
Mastercard(マスターカード)は、1966年に複数の銀行が連携して「Interbank Card Association」として設立された国際的な決済ブランドです。現在は世界中で広く利用されており、Visaと並ぶ二大決済ネットワークの一つとして認知されています。
210以上の国と地域で利用可能で、約1億3000万店舗に上る加盟店でサービスを提供しています。独自の安全技術「SecureCode」を導入しており、オンライン取引の際の本人認証を強化しています。
また、特に欧州諸国ではMastercardが優位に立っている国も多く、地域によってはVisaよりも広く受け入れられています。
なお、当社の「サブスクペイ」でクレジットカード決済を導入いただくと、決済手段としてMastercardをご利用いただくことができるようになります。
③ JCB(ジェーシービー)
JCB(ジェーシービー)は、1961年に日本で設立された唯一の国際決済ブランドです。日本発のグローバル決済ネットワークとして、アジア太平洋地域を中心に強固な基盤を築いています。
世界約190の国と地域で利用可能であり、約5300万の加盟店でサービスを提供しています。日本国内ではクレジットカード市場で高いシェアを持ち、特に日本人旅行者や日系企業にとって重要な決済手段となっています。
JCBは独自の高度なセキュリティシステムを採用しており、特に「J/Secure」と呼ばれるオンライン取引の認証サービスを提供しています。
なお、当社の「サブスクペイ」でクレジットカード決済を導入いただくと、決済手段としてJCBをご利用いただくことができるようになります。
④ American Express(アメリカンエキスプレス)
American Express(アメリカン・エキスプレス、通称アメックス)は、1850年に貨物輸送会社として設立され、その後1958年に最初のチャージカードを発行した老舗金融サービス企業です。長い歴史と高級なブランドイメージを持つグローバル決済ネットワークとして知られています。
世界約170カ国以上で利用可能であり、「Membership Rewards」と呼ばれるポイントプログラムを提供しています。特に航空会社やホテルとの強力な提携関係により、旅行関連の特典が充実しています。セキュリティ面では、American Expressは不正利用に対する迅速な対応と顧客保護策で知られており、カード紛失や不正取引の際の対応が特に素早く確実です。
なお、当社の「サブスクペイ」でクレジットカード決済を導入いただくと、決済手段としてAmerican Expressをご利用いただくことができるようになります。
⑤ Diners Club(ダイナースクラブ)
Diners Club(ダイナースクラブ)は、1950年に世界初の汎用クレジットカードとして設立された、クレジットカード業界の先駆者的存在です。「Dine and Sign」(食事をして署名する)というコンセプトから名付けられ、最初はニューヨークの14のレストランでのみ使用可能でしたが、その後グローバルな決済ネットワークへと成長しました。
世界約190カ国以上で利用可能であり、選ばれた加盟店ネットワークでサービスを提供しています。セキュリティ面では、Diners Clubは早くから不正利用防止技術の導入に取り組んでおり、「ProtectBuy」と呼ばれる3Dセキュア認証サービスを通じて、オンライン取引の安全性確保に努めています。また、24時間体制のカスタマーサービスと緊急カード再発行サービスなど、会員の安心をサポートする体制も整えています。
Diners Clubの特徴としては、選別された会員制と上質なサービスの提供が挙げられます。入会審査が比較的厳格であることから、高所得者や信用度の高い顧客を中心とした独自のステータス性を保持しています。
なお、当社の「サブスクペイ」でクレジットカード決済を導入いただくと、決済手段としてDiners Clubをご利用いただくことができるようになります。
【業種別】導入するカードブランドはどれがいい?
国際ブランドと呼ばれるものだけでも、これだけ多くのカードブランドがありますが、そのすべてを導入することは費用対効果的にもいい選択とはいえません。結局のところ自社の要件を明確にし、それに合った特徴を持つカードブランドを選択しなければなりません。
上記の図は「結局どのブランドを使えばいいの?」という観点から、先に挙げた7つのブランドを4つのタイプに分類したものです。これらの中から、決済代行の当社の実績をもとに、ニーズに応じて導入をおすすめするカードブランドをご紹介いたします。
ニーズ1:寄付や幅広い顧客に対応したい
すべてのタイプにいえますが、特に寄付やWebサービスのように国内外・年齢層を幅広い顧客に対応したい場合には、VisaとMastercardの2ブランドがおすすめです。
世界的なシェアが高く、ブランドイメージが浸透しているVisa、Mastercardは、ターゲットとなるお客様や提供価格に問わず利用される方が多く、ほとんどすべてのケースで導入の検討をおすすめするカードブランドになります。
なお、当社の「サブスクペイ」のクレジットカード決済は、現在、多数の非営利団体様の方々にご利用いただいております。 決済対象はフェアトレード商品の販売や講演会の参加費用の決済などがありますが、最も多いのは寄付決済でございます。 都度の寄付からマンスリーサポーター、年会費などをクレジットカードで行いたいニーズが高まっており、寄付だけでも500団体以上の実績がございます。
▼サブスクペイのクレジットカード決済を導入して、寄付の受付を行われた例
ニーズ2:家賃の徴収やスクールの月謝など、日本人向けのサービスを提供したい
JCBは日本発のブランドであるため、日本国内で不動産管理やスクールビジネスをされている事業者様には非常におすすめです。
なお、当社の「サブスクペイ」のクレジットカード決済では、家賃の回収に最適な「家賃ペイ」や月謝の回収に最適な「月謝ペイ」をご用意しております。
家賃ペイは「不動産管理/物件管理」「賃貸住宅/集合住宅」「貸店舗/テナント」「レンタルオフィス」「コワーキングスペース」「貸駐車場/月極駐車場」を運営する賃貸・不動産オーナーに数多くご利用いただいております。
月謝ペイは、「学習塾」「プログラミングスクール」「スイミングスクール」「オンライン英会話」「ヨガレッスン」「セミナー」「e-ラーニング」「サッカー教室」などのスクール運営者の皆様に数多くご利用いただいております。
ニーズ3:ECショップや企業間決済に対応したい
ECショップの販売などで国内外からの購入が予想されるケースには、American Express(アメリカンエキスプレス)は非常に相性のいいブランドです。お客様がサービス内容をカスタマイズできるため単価が高額になることが想定されることも加盟店側にとって大きなメリットです。
2015年2月価格.comが行った「クレジットカードでもっともステータスを感じる国際ブランドは?」というアンケートではVisa、Mastercardを抜いてAmerican Expressが1位になっており、ハイグレードなイメージが世界中で浸透しています。また、法人カードの普及に近年積極的なことでも話題のブランドです。
なお、当社の「サブスクペイ」では、ECサイトの運営者様に幅広くご利用いただいています。決済方法が増えることによる顧客満足度の向上をご実感いただいております。
ニーズ4:会費や旅行などの予約決済に対応したい
決済単価もある程度高額のものが想定され、退会やキャンセルなどで金額の変動が予想される場合は、Diners Clubがおすすめです。カード会社独自のサービス「ごひいき予約」のような独自の機能がついていることに加え、世界最古のブランドであるため、導入による安心感の醸成にお役立ていただけることも大きな理由です。
なお、当社の「サブスクペイ」は、パッケージ旅行で幅広いオプションを販売している会社様から「システム構築になるべくお金をかけずに、お客様ごとに違う金額での決済を行いたい」とのご相談を受けた結果、を導入いただいております。また、団体や協会などにおける会費についても、「サブスクペイ」をご利用いただいております。
クレジットカード決済の導入は「サブスクペイ」にお任せ!

自社のビジネスにクレジットカード決済を導入されたい場合は、ぜひ「サブスクペイ」をご検討ください。
サブスクペイのクレジットカード決済では、カード会社と直接契約を締結する手間がかからずに、Visa、JCB、Mastercard、American Express、Diners Clubの5大ブランドを導入いただくことが可能です。
また、決済連動の顧客管理データベースにより、ファンクラブ会員、メール会員、有料コンテンツ会員など、あらゆる会員管理業務に最適な機能を備えたソリューションを提供。利用状況の見える化で単価アップや解約防止に寄与するとともに、顧客属性・行動情報・売上予測の見える化によってネクストアクションの策定・投資判断などにお役立ていただけます。
さらには、業界最安水準の手数料2.65%~、顧客管理と決済処理をひとつのクラウドに集約したことによる間接費の削減により、導入するだけでコストダウンを実現できます。
なお、気になる対応決済手段についても、クレジットカード決済・口座振替・銀行振込・バーチャル口座・コンビニ決済など幅広く搭載。顧客に合わせた柔軟な課金モデルの設計が可能です。決済代行会社の安全なサーバー内に顧客情報を預けて管理するため、導入事業者様の情報管理負担、セキュリティ負担も解消します。
これまで株式会社ROBOT PAYMENTは、決済代行業として20年以上にわたり、決済代行事業を行ってまいりました。サブスクペイは大手から中小、個人事業主まで累計14,000社以上の導入実績があり、年間500億円以上の取引に活用いただいております。決済導入フローについても、審査提出から最短5営業日で稼働が可能です。
オンライン決済の導入やサブスクリプションビジネスにおける顧客管理・課金設計などにお悩みのご担当者様は、株式会社ROBOT PAYMENTの「サブスクペイ」までお気軽にご相談ください。

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