売掛金を現金化できるファクタリングとは?メリット・デメリットと利用時の注意点を解説! | 企業のお金とテクノロジーをつなぐメディア「Finance&Robotic」

売掛金を現金化できるファクタリングとは?メリット・デメリットと利用時の注意点を解説!

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銀行融資の審査を待っている余裕がない、取引先からの入金が遅れていて資金が不足しているなどの場合に、「ファクタリング」というサービスが役立つことをご存じでしょうか。ファクタリングは売掛債権の買取サービスのことをいいます。手数料分は差し引かれるものの、売掛債権を買い取ってもらうことによって、早期の現金化が可能です。

この記事では、ファクタリングの概要やメリット・デメリット、注意点、ファクタリング会社の比較ポイント、おすすめの請求管理システムをご紹介します。

※目次※
1. ファクタリングとは
2. ファクタリングのメリット
3. ファクタリングのデメリット
4. ファクタリングの注意点
5. ファクタリング会社を比較するポイント
6. 「請求管理ロボ」で請求・集金業務を自動化しよう!
7.まとめ

ファクタリングとは


ファクタリングは、企業の売掛金や受取手形などの売掛債権を総合的に管理するサービスです。決済期日前に売掛債権を第三者に譲渡するなどして資金調達をします。ファクタリングにはさまざまな種類がありますが、ここでは「買取ファクタリング」「保証ファクタリング」「医療報酬債権ファクタリング」「国際ファクタリング」これら4つのファクタリングについてご紹介します。

買取ファクタリング

請求書(売掛債権)を早期に現金化したい場合に利用するサービスです。ファクタリング会社に請求書を売却することで、手数料を差し引いた分を最短即日で現金化できます。担保・保証人が不要で、取引先やクライアントなどの信用力が審査対象となるため、中小企業や個人事業主でも比較的審査に通りやすい点が特長です。したがって、金融機関から信用状況や経営状況を理由に融資を断られていても、優良企業の請求書があればすぐに資金調達できるでしょう。

保証ファクタリング

取引先の倒産などにより売掛金や受取手形などの売上債権が回収不能になった場合に、保証限度額内で損害をカバーしてくれるサービスです。保証限度額は、ファクタリング会社が取引先の信用調査を行い、調査結果に基づいて決定します。このサービスは信用力に不安のある会社との取引で保険のようなサービスとして利用するため、買取ファクタリングのように資金調達は目的としていません。

医療報酬債権ファクタリング

医療機関や介護事業者、調剤薬局向けに診療報酬債権を譲渡することにより入金を早期化するサービスです。ファクタリング会社が社会保険支払基金や国民健康保険に対して請求してくる診療報酬債権を買い取ることによって、診療報酬を通常より早く受け取れます。

手数料は差し引かれるものの、借入金ではなく売掛金の売買になるため負債にはなりません。また、数ヶ月分の診療報酬の一括譲渡を選択すれば、まとまった資金調達ができます。

国際ファクタリング

輸出取引において代金を確実に回収するためのサービスです。世界各国のファクタリング会社が連携して海外の販売先(バイヤー)の信用調査を行い、そのリスクを保証しています。

通常、輸出取引を安全かつスムーズに行うためには信用状(Letter of Credit)が用いられますが、手間と費用が発生します。しかし、国際ファクタリングを導入すれば、信用状の開設は必要ありません。手間と費用を軽減できると同時に、世界各国のファクタリング会社が協力して輸出債権を保証してくれるため、安心して輸出取引ができるでしょう。

ファクタリングのメリット


ファクタリングは、すぐに現金化できる、審査が通りやすいなどのメリットがあるイメージが強いのではないでしょうか。ここでは、ファクタリングで得られるメリットと、なぜそのようなメリットが発生するかを詳しく解説します。

早期に資金化ができる

ファクタリングは最短即日の資金調達が可能です。銀行の融資は数週間から数ヶ月以上かかりますが、早期に資金化できるのはファクタリングの大きな強みでしょう。たとえば、銀行融資の審査が通らなかった、取引先からの入金が遅れていて資金が不足している、などの急に資金が必要な場合に対応できます。

なぜファクタリングは現金化が早いのかというと、借入ではなく「売掛債権の買取サービス」のため、担保や保証人も不要で審査に時間がかからないからです。信用度の高い売掛債権を持っていれば、即日で資金調達できる可能性がより高まります。

柔軟な独自審査で利用しやすい

ファクタリングは、前述のとおり担保や保証人を要しません。これは融資ではなく、あくまでも売掛債権の買取サービスだからです。したがって、売掛金の存在証明や対象企業の安定性を示せれば、多少の債務超過や税金などの未払いがあっても融通が効く傾向があります。

ファクタリングの審査は、買い取った売掛債権が確実に回収できるか否かを重要視する独自の審査方法であることもポイントです。売掛債権先さえ信用度が高ければ、買取を依頼する会社自体は審査対象にはならないため、銀行やビジネスローンより利用しやすいでしょう。

基本はノンリコースなのでリスクが低い

リコースとは「償還請求権」を意味し、売掛金が回収できなかった場合にその売掛金分の金額を請求できる権利です。ノンリコースは、売掛先が倒産しても契約者は支払いリスクを負いません。日本国内のファクタリング契約は償還請求権がないノンリコースが主流となっています。

注意したいのは、ファクタリング会社を装った悪質な闇金業者の場合は償還請求権があることです。償還請求権があると「売掛債権を担保とした貸付」になるため、金銭を求められる場合があります。金融免許を有さず償還請求権があるファクタリング会社は、闇金業者の可能性があるため注意しましょう。

ファクタリングのデメリット


ファクタリングは多くのメリットがある反面、デメリットも存在します。ここでは、代表的なデメリットを3点ご紹介します。

手数料がかかる

ファクタリングを利用する際は、実質的な利息を意味する手数料を支払わなければなりません。手数料の金額は「債務者の財務状況」「買取から決済までの期間」「回収できなかった場合の買戻しの必要性の有無」によって決定されます。条件次第では、借入れをするよりも高くなってしまう可能性もあることを念頭に置いておかなければなりません。

また、ファクタリングには2社間取引と3社間取引があります。2社間取引はファクタリング会社と依頼する会社、3社間取引はファクタリング会社と依頼する会社、売掛先で取引を行います。3社間取引の場合は売掛先も取引に直接介入することから、ファクタリング会社の回収リスクが軽減されるため、手数料が安くなります。

2社間取引を選択すれば、手数料は高くなってしまうものの、売掛先に通知されず内密に資金調達が可能です。資金繰りの悪化や売掛債権の売買を行うことを隠したい、手数料をできるだけ抑えたい、など優先したい条件に合わせて2社間取引と3社間取引のいずれにするかを選択しましょう。

掛け目が発生する

掛け目とは、売掛債権を評価する際の割合、すなわち買取率のことです。掛け目の相場は、3社間取引は買取売掛金額に対して約1~5%、2社間取引は買取売掛金額に対して約10~30%とされています。3社間取引は2社間取引と比較して回収リスクが低いため、掛け目の相場も低い点が特長です。

ただし、3社間取引を行う際は売掛先との協議と同意が必要となるため、資金繰りの悪化による売掛金の早期化を希望する旨を伝えなければならないでしょう。その結果として、取引先にネガティブな印象を与えてしまえば、今後の取引を継続してもらえない可能性があります。

掛け目が高くなってしまっても一時的に売掛金の早期化を図ることで経営を立て直せる見込みがあれば、売掛先に内密でファクタリングする2社間取引を選択すると良いでしょう。

なお、一部例外として医療報酬ファクタリングでは、社会保険支払基金や国民健康保険に債権譲渡通知を行う3社間契約が必須です。とはいえ、一般業者と異なり、信頼度が落ちたからといって以後の取引を打ち切られる可能性は極めて低い傾向があります。また、未回収リスクも低いため、掛け目が低い点も特長のひとつです。

債権譲渡通知が必要な場合がある

債権譲渡登記とは、法人が金銭債権の譲渡をする際に債務者以外の第三者に対する対抗要件を備えるための制度です。売掛金を受け取る権利をファクタリング会社が所有していることを公的に証明するために、債権譲渡登記を必要とされる場合があります。買取金額が高額になるほど登記を求められる可能性が高まります。

債権譲渡登記がなぜデメリットになるかというと、これを行った場合に譲渡の事実を誰でも知ることができるようになるからです。可能性は低いものの、取引会社が登記情報を調査した場合、譲渡した事実が判明すれば信用問題になりかねません。

また、登記を行うためには数万円の費用が発生し、手数料とは別に負担が増える点もデメリットです。

ファクタリングの注意点


ここでは、買取型と保証型のファクタリングを利用する際の注意点について解説します。いずれにせよ、契約する前にサービス内容や規約をしっかり理解しておくことが重要です。

買取型の注意点

取引先との契約書に債権譲渡を禁止する条項が記載されている場合、ファクタリングは利用できません。また、2社間取引と3社間取引の違いを十分に理解したうえで、手数料の負担や取引先との関係を考慮しましょう。また、資金調達が目的であれば、ビジネスローンと比較検討しておくこともおすすめです。

さらに、前述したとおり手数料が発生することや、債権譲渡登記が必要な場合もあることに注意をしましょう。気になる点があれば事前にファクタリング会社に確認することを推奨します。

保証型の注意点

保証型は売掛先が倒産して初めてキャッシュを受け取れるため、売掛債権の現金化が遅くなる場合があります。保証型はもともと現金化を目的としたファクタリングではありませんが、売掛金がすぐに支払われないことによって、資金繰りが悪化してしまう場合は注意が必要です。

また、ファクタリング会社が売掛金を回収不能だと判断しない限り、保証金を受け取れないことも念頭に置いておかなければなりません。保証型は与信管理に基づいて保証枠が決定されるため、調査時は問題なかったものの、その後の経営不振などで信用力が落ちて保証契約が撤回されるケースもあります。

保証型を利用する場合は、どのようなときに契約撤回になるかを確認しましょう。さらに、保証金を受け取れるタイミングが回収不能と判断した時点か、支払遅延が発生した時点かなど、サービス内容も比較検討することが重要です。

ファクタリング会社を比較するポイント

ファクタリング会社は会社ごとにサービス内容や手数料が異なるため、必ず複数社比較検討する必要があります。比較検討する際は、以下のポイントをチェックしましょう。

・会社のホームページに重要な部分が掲載されているか
まずは会社のホームページに実績や手数料など重要な情報が明確に記載されているかを確認します。また、必ず買い取れるなどの表現をしている会社は利用を避けましょう。取引内容によっては買い取れない場合や買取希望額が通らない場合もあるため、「必ず」や「100%」という過剰な表現には注意が必要です。

・窓口の対応
担当者の説明がわかりやすいかどうかを確認しておきましょう。大きな金額が動く取引であるため、わかりやすい説明をしてくれて、真摯に対応してくれる会社を選ぶことが大切です。また、電話口やメールのやり取りからも、対応の良し悪しはある程度見極められるでしょう。

・取引額の規模
ファクタリング会社によって取引額の規模が異なるため、各会社で設定されている買取下限額と買取上限額を確認しておきます。これは、設定されている金額の上下限金額を満たしていないと断られてしまう場合もあるためです。あらゆるケースに対応してもらうためにも、取引額の幅が広い会社を選んでおくと良いでしょう。

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債券残高をきちんと管理し、売掛金をもらさず回収することは会社を経営するうえで非常に重要です。しかし、多くの企業では売掛債権の回収管理に十分な数の人員を配置できていないことに加えて、入金日が月末月初などに集中して経理担当に大きな負担がかかっている現状があります。そこで、売掛金管理や業務効率化のためにも請求業務代行サービス「請求まるなげロボ」を利用するのはいかがでしょうか。

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まとめ

この記事では、ファクタリングが売掛金を買い取って現金化するサービスであることや、早急な資金化ができるメリットがある反面、手数料が発生するデメリットについてご紹介しました。ファクタリング会社を選ぶ際は、信頼できる会社か、買取金額が条件に合うかなどを確認する必要があります。適切な売掛管理を効率的に行うなら、「請求管理ロボ」にぜひお任せください。