クレジットカード決済の気を付けたいミスやトラブルとは?不正利用への対策も紹介

クレジットカード決済

クレジットカード会社のJCBが2023年に実施したクレジットカードに関する総合調査によると、日本全国の20~60代の一般消費者(学生含む)のうちクレジットカードの保有率は87%を超え、生活費の43%をクレジットカードで支払っているという結果が出ています。生活に欠かせないものとしてクレジットカードは広く浸透していますが、一方でクレジットカード決済でミスやトラブルが起きることもあります。

この記事ではどのようなミスやトラブルがあるのか、ミスによるリスクは何か、クレジットカード決済のキャンセル方法、クレジットカードの不正利用の予防策などを解説していきます。

クレジットカード決済でのミスやトラブル


クレジットカード決済のミスやトラブルに多いのは、請求時のミス、決済時のトラブル、チャージバックの発生です。以下にそれぞれについて解説します。

請求時のミス

店頭で買い物をする場合は、商品の値段があらかじめPOSなどに登録されていることが多いので、手入力によるミスは起きにくく請求額を間違えることは少ないように思われます。しかし、バーゲンの割引品にも関わらず正規の価格を請求してしまったり、商品の値段を間違えてPOSに登録したまま請求してしまったりといったミスが発生することがあります。

また、カードの読み取り時にエラーが発生して決済処理ができていないと思い二重に課金してしまったり、商品を1つしか購入していないのに明細では2つ購入したことになっていたりということも稀に発生します。

決済時のトラブル

会計時にクレジットカードが通らず、決済できないというトラブルには主に3つの原因が考えられます。

1つ目は、クレジットカードの1回あたりの利用限度額を超えているケースです。この場合はユーザーがすでにクレジットカードで買い物をした分の支払いが完了するまで待つか、利用限度額の増額をするといった対策が考えられます。

2つ目は、クレジットカードの磁気ストライプやICチップが破損しているケースです。この場合はユーザーがクレジットカード会社にカードの再発行を依頼する必要があります。

3つ目は、クレジットカードの引き落とし口座の残高不足で支払いができていないケースです。この場合は引き落とし口座に入金してクレジットカード会社に連絡し、支払いを済ませる必要があります。

チャージバックの発生

チャージバックは消費者がクレジットカードを不正に使われたり、注文した商品が届かなかったり、届いた商品が破損していたりした場合に使われる仕組みです。

チャージバックが発生すると、事業者は商品を提供していてもカード会社から入金がされません。また、入金した後でもカード会社に代金の返納をしなければなりません。消費者にとっては安心できる仕組みですが、事業者にとっては損害となります。

詳しくは以下で解説しています。

クレジットカードの不正利用で発生するチャージバックとは?対処法も解説

クレジットカード決済でのミスによるリスク


ここでは、クレジットカード決済でミスが起きるとどのようなリスクがあるのかを解説します。

不信感を抱かれる

クレジットカードでの決済時にミスが起きた際に焦って誤った対応すると、顧客に不信感を抱かれる元になります。そのため、ミスが起きても冷静かつ適切な判断が下せるように、対策方法を身に付けておく必要があります。

例えば、表示金額とは異なる金額を請求してしまった場合や二重に請求をしてしまった場合には、すみやかにキャンセル処理をしなければなりません。実店舗での販売なら一般的にはPOSレジや決済端末の管理画面からキャンセル処理を行います。顧客がまだ店内にいるなら間違いを謝罪してその場で処理が行えますが、顧客が店舗を離れてから決済ミスに気が付いたり、Webショップ上で決済ミスが発覚したりした場合には、電話やメールで連絡して決済上のミスがあったことを伝えます。

いずれにしてもミスがあったことが判明したら、早急にキャンセル処理を行って顧客が不信感を抱く前に解決する必要があります。ちなみにキャンセル処理が間に合わず顧客に請求が行ってしまった場合、遅くとも2ヶ月以内に返金されるのが一般的です。

クレジットカード決済のキャンセル方法について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
「クレジットカード決済のキャンセル方法とは?キャンセル処理の流れや行う際の注意点なども解説」
https://www.robotpayment.co.jp/blog/creditcard/6207/

対応に時間がかかる

クレジットカードでの決済時にミスがあると、その処理と対応に時間を要します。前述したようにミスが判明してからすぐに取引を訂正またはキャンセルできれば処理は短時間で行えます。しかし、そのタイミングを逃すとクレジットカードの引き落としが行われる決済日まで待たねばならず、対応に時間がかかります。クレジットカード会社によって異なりますが、売上が立ち、決済して店舗に入金があるまで通常翌月末、長い場合だと翌々月末までかかります。つまり決済のミスを修正するには、入金日まで待つ場合は1~2ヶ月かかることになります。

決済を現金で行っているならその場で現金のやり取りをしてミスをすぐに処理することができますが、クレジットカードの場合はそうはいきません。また、対応期間を短縮するためにクレジットカードの決済日を待たずに現金でミスを処理しようとすれば、小規模な事業者は手元の現金が不足し、キャッシュフローが滞ることも考えられます。したがって、クレジットカード決済でのミスへの対応は、出入金のタイミングも考える必要があるのです。

クレジットカードの不正利用の予防策


クレジットカードはスキミングやフィッシング、なりすましなどの不正利用による被害のリスクち常に隣り合わせです。不正利用の予防策として、セキュリティコードの活用と3Dセキュアの利用があります。以下にそれぞれについて解説します。

セキュリティコードの活用

セキュリティコードとは、クレジットカードの不正利用を防ぐために使われる、3桁または4桁の番号です。

▼セキュリティコードの例

なお、当社の「サブスクペイ」スキミングなどでカードの磁気情報を盗まれた場合でもインターネット上で不正利用されないよう、セキュリティコードを入力いただくフォームをご用意しています。

3Dセキュアの利用

3Dセキュアとは、インターネット上でのクレジットカード決済の際に、不正利用を防ぐために導入されている本人認証サービスのことです。
なお、当社の「サブスクペイ」では、2022年から3Dセキュア2.0に対応しております。

クレジットカード決済の導入は「サブスクペイ」にお任せ!

クレジットカード決済は百貨店や小売店などの実店舗のみならず、インターネット通販が普及したことで利用が拡大しています。その一方でクレジットカード決済時のミスやトラブル、不正利用も多く報告されています。

クレジットカードの決済を行う事業者の方は、この記事で解説したような対策を取り、安全な取引方法を確立されることをおすすめします。自社での管理に不安を感じている方は、セキュリティ機能も充実している「サブスクペイ」の導入をご検討ください。

サブスクペイ」は、サブスクリプション事業に特化した顧客管理・自動決済サービスです。業界唯一の継続課金システムは、煩わしい毎月の課金日の予約作業・顧客の払い忘れなどによる未入金の回収作業といった業務からご担当者様を解放します。

また、決済連動の顧客管理データベースにより、ファンクラブ会員、メール会員、有料コンテンツ会員など、あらゆる会員管理業務に最適な機能を備えたソリューションを提供。利用状況の見える化で単価アップや解約防止に寄与するとともに、顧客属性・行動情報・売上予測の見える化によってネクストアクションの策定・投資判断などにお役立ていただけます。

さらには、業界最安水準の手数料2.5%~、顧客管理と決済処理をひとつのクラウドに集約したことによる間接費の削減により、導入するだけでコストダウンを実現できます。

なお、気になる対応決済手段についても、クレジットカード決済口座振替銀行振込・バーチャル口座コンビニ決済など幅広く搭載。顧客に合わせた柔軟な課金モデルの設計が可能です。決済代行会社の安全なサーバー内に顧客情報を預けて管理するため、導入事業者様の情報管理負担、セキュリティ負担も解消します。

これまで株式会社ROBOT PAYMENTは、決済代行業として20年以上にわたり、決済代行事業を行ってまいりました。サブスクペイは大手から中小、個人事業主まで累計14,000社以上の導入実績があり、年間2,150億円以上の取引に活用いただいております。決済導入フローについても、審査提出から最短5営業日で稼働が可能です。

オンライン決済の導入やサブスクリプションビジネスにおける顧客管理・課金設計などにお悩みのご担当者様は、株式会社ROBOT PAYMENTの「サブスクペイ」までお気軽にご相談ください。
 

※一部サービス提供元の運営記事です/PR
監修
【監修】藤田 豪人 株式会社ROBOT PAYMENT 執行役員

2019年当社に入社、執行役員に就任。
当社に入社以前は株式会社カオナビにてコーポレート本部長、複数の情報IT企業にてCMOなどを歴任。
現在は、当社のフィナンシャルクラウド事業及びマーケティング全般を統括。