【事例でわかる】学習塾・スクールの月謝こそクレジットカードで徴収すべき理由とは?

クレジットカード決済

Facebook にシェア
Pocket

皆さんは、自分の学生時代、塾や習い事の月謝をどのように支払っていたか覚えていらっしゃいますか?生徒が現金の入った月謝袋を親から受け取り、それを塾の先生へ手渡しするという流れで毎月支払いをしていたというケースが多かったのでは無いでしょうか。

上記のような光景は、どこか牧歌的な古き良き時代を思い起こさせるものではあります。しかし、クレジットカード決済はもちろんのこと、ビットコインなど最先端のFintech技術を活用した支払い手段が充実した現在においても状況は変わっていません。学習塾やスクールの現場では、現金による手渡しや集金袋による月謝回収がいまだに通例となっています。

クレジットカードブランドのJCBが調査したところによると、クレジットカード保有者のうち、「英会話・スポーツクラブなどの会費」の支払い手段としてクレジットカードを使用している割合は41.2%となっており、同じ月額課金系の携帯電話料金(71.2%)や電気料金(56.7%)と比較しても低い水準となっております。
出典:『【クレジットカードに関する総合調査】2016年度版 調査結果レポート』株式会社ジェーシービー

なぜ、まだまだ普及ペースが遅い塾・スクール業界にこそ、クレジットカード決済を進んで取り入れるべきなのか?現金と比較してのメリットや、クレジットカード決済を活用した実例のbefore/afterを通してご紹介していきたいと思います。

生徒50人以上なら、現金より断然クレジットカード決済!?

先ほども述べた通り、学習塾の月謝を集金する手段としては、未だに集金袋や現金等の手集金が主流です。確かに、そもそも塾の生徒数が3,4人程度という少人数であれば、わざわざコストをかけて、集金と月謝管理を効率化する必要は無いかもしれません。しかし、生徒数が20人、30人と増えていった場合はどうでしょう?

全国の学習塾のうち、約7割は50名以上の生徒を抱えているというデータがあります。50名という会員の出入りと毎月の月謝回収を漏れなく行い、管理を行き届かせることのすべてを人員でまかなうことを想像すると、工数の観点からもリスク管理の観点からも相当な負担を強いられていることでしょう。学習塾だけならまだしも、スクール事業など登録ベースで、会員数が数百名にものぼる場合は、会費徴収は必ず対策が必要になる業務となります。
出典:『【学習塾業の雇用管理に関するアンケート調査結果】平成17年3月 社団法人全国学習塾協会

また、下の図表のように、集金袋などの既存の現金決済と、クレジットカード決済を機能面で比較してみるとそのメリットはより明らかになります。

図:集金手段別比較表

これだけを見ても、よほど特別なオペレーションを敷いていない限りは会費徴収にクレジットカード決済を活用することがベターな選択肢であるといえます。
確かに手数料こそ発生しますが、人員を授業などのサービス向上に集中させることで得られるメリットを考えればペイできる場合がほとんどです。実際に、次に紹介する弊社実績や、十分に元が取れる設備投資であることは間違いありません。

【事例】スクールと会員の双方に大きなメリット

クレジットカードによる集金は、学習塾やスポーツクラブなどスクール事業者が抱える会費徴収における様々な課題を一息に簡単に解決することが可能なソリューションです。私共が実際にご相談を受け、決済システムを導入することで課題を解決した2つの事例をご紹介します。

◎株式会社 学研プラス 様
【ご要望】
小中学生を対象としたプログラミング教育サービスである『Gakken Tech Program』にて、個人情報保護の観点からセキュリティレベルの高い決済システムをご要望でした。

【導入前の課題】
・顧客管理も決済システムと同時に検討していた。
・個人情報管理においては、セキュリティはかなり重要な部分であった。

【導入後の成果】
・決済と同時に顧客管理も行える為、新たなシステムの構築が不要になった。
・セキュリティ環境が担保されており、安心して利用が可能になった。

※本事例の詳細はこちらからご確認いただけます

上記の実際にご導入いただいた事例からも分かるように、月謝支払いの手間やカード番号などの個人情報を保護するなど、決済システムの導入によって事業者側と会員側の双方に大きなメリットがもたらされます。

そして、そもそも月謝の徴収や顧客管理にかかっていた人的コストを削減することが可能となり、本来の目的である、学習塾やスクールの生徒様への授業の時間にコストを投じることができるため、会員満足度の向上にもつながっているというお声を多く頂戴しています。

また、学習塾などの業種においては、多様化する会員のニーズを追求し、非対面によるオンライン動画での授業などでコンテンツを届けるスタイルが昨今は特に増加傾向にあります。今後の事業展開において、オンラインでのコンテンツ配信やeラーニングシステムも検討される際には、恐らく決済システムの構築は必須となってくるでしょう。今時点で課題が表面化していないケースでも、未来への投資としてオンライン決済システムの構築を検討しておくこともおすすめです。

【おすすめ】教室/スクールでのクレジットカード決済なら
ROBOT PAYMENTの決済システム

クレジットカードの月額決済で会員の囲い込みを!

電子決済がデフォルトになりつつある現在でも、オンライン決済が業種によって浸透していないことは多くあり、学習塾やスクール業界においても同様です。

確かに、決済システムの導入コストを考えると、現在の会員数が少ないとか、ユーザー側がまだオンラインでの決済に対応できていない等、様々な理由を列挙することができるでしょう。しかし、学習塾やスクール業界において、クレジットカード決済は今後必ず導入すべき徴収手段になることは間違いありません。実際、英会話教室やスポーツクラブの会費の支払いでクレジットカードを利用する割合が、ここ3年で約2倍になるなど、会費徴収に占めるクレジットカード決済のニーズは年々高まりつつあります。

オンラインでのビジネスによくある話ですが、会員側が求める決済手段が無いばかりに購入の直前で離脱されてしまったり、満足度を下げてリピートにつながらないことが昨今ようやく機会損失として認識されるようになってまいりました。ビジネスチャンスを逃さないためにも主な決済手段はそろえておくことが無難です。


著者プロフィール
高山 将平

ROBOT PAYMENT 入社後、決済サービス営業部へ配属。
これまで100団体以上のNPO法人や学会におけるオンライン決済システムの導入に携わる。現在は、寄付金や会費徴収の運用における課題の解決を中心に、日々新規顧客の課題解決に取り組んでいる。


監修
【監修】藤田 豪人 株式会社ROBOT PAYMENT 執行役員

2019年当社に入社、執行役員に就任。
当社に入社以前は株式会社カオナビにてコーポレート本部長、複数の情報IT企業にてCMOなどを歴任。
現在は、当社のフィナンシャルクラウド事業及びマーケティング全般を統括。