EMVとは?ICチップ搭載クレジットカードの統一規格について
クレジットカードの進化により、セキュリティが格段に向上しています。その中で重要な役割を果たしているのが、「EMV」という国際的なICカード規格です。本記事では、EMVの概要やそのメリット、日本での普及状況について詳しく解説します。
クレジットカードのセキュリティを強化する「EMV」とは
クレジットカードと言えば、裏面の上部に黒い帯状の磁気テープが貼られたものを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。その一方で、ここ数年の間にクレジットカードを更新された方や新たに作られた方は、ICチップが搭載されたタイプのカードをお持ちだと思います。
近年、日本のクレジットカードの多くは後者のICカードタイプになっています。ICカードタイプのクレジットカードの国際的な標準仕様が「EMV」と呼ばれるもの。
今回はこのEMVについてご紹介します。
ICチップ搭載クレジットカードの統一規格「EMV」
EMVとは、国際カードブランドであるVisaとMasterCardが策定した「ICチップ搭載クレジットカードの統一規格」です。
両社の頭文字である「M」と「V」に、規格策定当時ヨーロッパでMasterCardブランドを運営していたEuropay Internationalの「E」を加えて「EMV」と名付けられました。
1998年に最初に規格が発表された後、世界各国で実用化され始めました。イギリスやフランスをはじめヨーロッパ諸国では広く普及が進み、現在ではほぼすべてのクレジットカードがEMVに対応しています。
日本でも2001年に導入され、現在では多くのクレジットカードがEMV対応しています。一方、アメリカでは磁気カードが根強く、EMV化があまり進んでいない状況です。
EMV対応クレジットカードのメリットとは?
クレジットカードが磁気カードからEMV対応のICカードへと移行することで、どういったメリットが得られるのでしょうか?
最も大きなメリットは、セキュリティの強化です。
磁気カードは、情報を抜き出してコピーする「スキミング」と呼ばれる被害に遭いやすいという問題がありました。EMV対応カードは、情報が暗号化された状態でICチップに保管されているため安全性が高いのです。また、EMV対応カードは使用時に4桁の暗証番号の入力が必要になります。サインのみで使用できていた磁気カードと比べ、より確実な本人認証が行われる点でも高セキュリティだと言えるでしょう。
セキュリティ面以外でも、磁気などの影響を受けにくいというメリットがあります。
磁気カードは他の磁気に影響を受けやすく、カードの磁気が破損したり弱まったりしてデータの読み出しができなくなってしまうケースが少なくありませんでした。EMV対応カードではこうした問題は起こりません。
日本のクレジットカードのEMV化は進む?
日本のクレジットカードのEMV化は進んできていますが、まだまだ磁気カードタイプのクレジットカードも残っています。加盟店の端末の入れ替えや、クレジットカードの発行や承認などといったシステム変更など、かなり広い範囲での対応が必要となりコストがかかることなどが原因だと考えられます。
その一方で、最近話題のスマホ決済にもEMV対応のリーダーが登場するなど、導入が進む動きも見られます。今後はさらに対応の端末や決済サービスが増え、クレジットカードのEMV化が進んでいくと見て良いでしょう。
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