請求書払いとは?クレジットカード払いへの切り替え方法やメリット・流れを解説【2026年版】

請求書払いとは、商品やサービスの提供後に請求書を発行し、指定期日までに代金を支払ってもらう後払い決済方法です。日本の企業間取引(BtoB)では最も一般的な決済方法です。
近年では、銀行振込指定の請求書をクレジットカード払いに切り替えるサービスも登場しており、資金繰り改善の手段として注目されています。
本記事では、請求書払いの仕組みやメリット・デメリット、支払う側の業務フロー、さらに請求書をクレジットカードで支払う「請求書後払いサービス」についてもご紹介します。
請求書払いとは

請求書払いとは、商品やサービスの提供後に請求書を発行し、指定期日までに代金を支払ってもらう後払い決済方法です。
請求書払いの仕組みは、①商品・サービスの提供 → ②請求書の発行・送付 → ③支払期日までの入金、という流れになります。
請求書払いには、以下の3つの特徴があります。
・後払い方式:商品やサービスの提供後に代金を請求
・まとめて請求:一定期間の取引をまとめて月次請求
・信用取引:企業間の信頼関係に基づく取引
支払い手段としては銀行振込が一般的です。また、身近な例ではコンビニ決済も請求書払いの一種です。
企業間取引では「掛売り」「信用取引」「与信取引」とも呼ばれ、日本のBtoB取引の約8割で利用されています。

請求書払いと銀行振込の違い
多くの方が混同しがちですが、請求書払いと銀行振込は全く異なる概念です。
| 項目 | 請求書払い | 銀行振込 |
|---|---|---|
| 概念 | 取引のルール・方式 | 支払い手段の一つ |
| 目的 | 後払いで取引を効率化 | 指定口座への送金 |
| タイミング | 月次でまとめて請求 | 都度または定期的 |
| 関係性 | 請求書払いの支払い手段として銀行振込を利用 | — |
つまり、「請求書払い」は後払いという取引のルール・方式であり、その支払いのための具体的な手段として「銀行振込」が使われる、という関係にあります。
請求書払い(請求する側)のメリット・デメリット
請求書払いを導入する企業は、請求する側(売り手)と支払う側(買い手)の双方にメリット・デメリットがあります。まずは請求する側の視点から見ていきましょう。
請求書払い(請求する側)のメリット
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 請求業務の効率化 | 月次でまとめて請求できるため、都度請求より作業負担が軽減 |
| 振込回数の削減 | 支払う側もまとめて振り込むため、入金確認の手間が減る |
| 予算・売上管理がしやすい | 月次で回収額が確定するため、資金計画が立てやすい |
| 請求コストの削減 | 発送回数や確認業務が減り、人件費・通信費を抑えられる |
請求書払い(請求する側)のデメリット
| デメリット | 詳細 |
|---|---|
| 未回収リスク | 支払期日まで入金がない場合、督促や貸倒れの対応が必要 |
| 資金繰りの負担 | 入金まで現金化されないため、回収までの資金繰りに影響 |
| 与信調査の負担 | 取引先の信用調査や与信管理の手間・コストが発生 |
| 回収までの期間 | 売上計上と実際の入金にタイムラグが生じる |
請求書払い(支払う側)のメリット・デメリット
次に、支払う側の視点から見ていきましょう。
請求書払い(支払う側)のメリット

| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 資金繰り改善 | 支払いを1〜2カ月延期でき、キャッシュフローに余裕 |
| 事務効率化 | 月単位でまとめて処理、振込回数の削減 |
| 予算管理しやすい | 月次で支出が確定するため予算コントロールが容易 |
| 振込手数料節約 | まとめて支払うことで手数料回数を削減 |
請求書払い(支払う側)のデメリット
| デメリット | 詳細 |
|---|---|
| 支払い忘れリスク | 期日管理を怠ると企業信用に大きな影響 |
| 現金管理の複雑化 | 未払金の把握と資金確保の計画が必要 |
| 振込業務の負担 | 営業時間内での振込手続きが必要 |
| 期日に縛られる | 資金繰りが厳しくても期日延長は困難 |
請求書払いの流れ(受領から支払い完了まで)

支払い担当者が行う実際の業務フローをご紹介します。
STEP1:請求書の受領
取引先から請求書を受け取ります。
受領方法
・郵送:紙の請求書が会社に届く
・メール:PDFファイルでメール受信
・請求管理システム:専用サイトからダウンロード
STEP2:内容確認・検収
受け取った請求書の内容を確認します。
確認すべき項目
・請求金額が注文内容と一致しているか
・商品・サービスが実際に受領済みか
・支払期日の確認
・振込先口座情報
・消費税の計算が正しいか
STEP3:社内承認
会社の承認ルールに従って決裁を取ります。
一般的な承認フロー
・部署責任者への確認
・予算との照合
・会計システムへの仮計上
・最終承認者の決裁
STEP4:支払い実行
承認後、期日までに支払いを行います。
支払い方法
・銀行窓口での振込
・ATMでの振込
・インターネットバンキング
・総合振込(複数件まとめて処理)
・クレジットカードを活用した請求書払いサービス(後述)
なお、近年は銀行振込の請求書をカードで決済できるサービスも普及しています。詳しくは「請求書払いをクレジットカードで行うメリット」の見出しで紹介します。
STEP5:支払い完了の記録
支払い後の事務処理を行います。
必要な作業
・振込受付書の保管
・会計システムへの計上
・支払済み管理簿への記録
・請求書の整理・保管
請求書払いで支払う際の注意点

1. 支払期日の厳守
最重要ポイントです。期日遅れは企業信用に直結します。
支払期日の管理方法
・支払予定表の作成(Excel等)
・カレンダーアプリでのリマインダー設定
・会計システムの期日アラート機能活用
・余裕を持った資金確保
2. 振込手数料の負担確認
請求書に手数料負担の記載があるか必ず確認しましょう。
パターン別対応
・「振込手数料は貴社にてご負担いただくようお願い申し上げます」:手数料込みで振込
・「振込手数料は弊社にて負担いたします」:請求金額そのまま振込
・記載なし:取引先に事前確認
3. 振込名義の統一
入金確認をスムーズにするため、名義を統一します。
推奨する名義
・会社の正式名称
・部署名(経理部など)
・略称は避ける
・個人名での振込は厳禁
4. 請求書の適切な保管
請求書には保存義務があるため、適切な管理が必要です。
請求書の保存期間は、事業者の区分・状況によって以下のとおり異なります。
| 区分 | 保存期間 |
|---|---|
| 個人事業主(消費税免税事業者) | 5年間 |
| 個人事業主(消費税課税事業者・インボイス発行事業者) | 7年間 |
| 法人(欠損金のない事業年度) | 7年間 |
| 法人(欠損金が生じた事業年度) | 10年間 |
| 適格請求書(インボイス)を受け取った場合(個人・法人共通) | 7年間 |
起算日について
・個人事業主の場合:確定申告書の提出期限(通常毎年3月15日)の翌日から起算します。
・法人の場合:各事業年度の確定申告書の提出期限(事業年度終了日の翌日から2か月後)の翌日から起算します。
・適格請求書(インボイス)の場合:課税期間の末日の翌日から2か月を経過した日から起算します。通常の請求書とは起算日の計算方法が異なるため注意が必要です。
消費税の課税事業者またはインボイス発行事業者に該当するBtoB事業者の多くには、実質的に7年間の保存が求められます。
また、会社法上の観点や税務リスクへの備えから、社内規程で10年保存を定めている企業も多くあります。
自社の状況と最新の法令を確認したうえで運用しましょう。
請求書払いをクレジットカードで行うメリット
請求書払いの支払い手段は銀行振込が一般的ですが、クレジットカードを活用した請求書払いサービスを利用することで、振込業務の課題を解消しながら以下のメリットが得られます。
メリット① 支払いまでの期間を延長できる
カードの締め日・引き落とし日の仕組みにより、最大60日間※の支払い猶予が生まれます。キャッシュフローに余裕が生まれ、資金計画を立てやすくなります(※ご利用のカード会社により延長できる日数が異なります)。
メリット② 振込作業の手間が軽減される
請求書情報・振込先情報を登録してカード決済するだけで、サービス提供会社が取引先へ代わりに入金します。複数の請求書が重なる月末でも、入力ミスや振込漏れのリスクを減らせます。
メリット③ クレジットカードのポイントが貯まる
お支払いはお手持ちのカードで行いますので、通常の利用時と同じくポイントが貯まります。請求書の支払いは金額が大きいことが多いため、効率よくポイントを獲得できます。
メリット④ 支払いの一元管理ができる
経費や仕入れなど複数の支払いを同じカードに集約することで、明細確認だけで支出状況を把握できます。経理業務の効率化にもつながります。
メリット⑤ 支払い忘れのリスクがなくなる
カード決済が完了した時点でサービス提供会社が入金を代行するため、支払い期日の管理に追われる手間が減ります。取引先との信頼関係を損なうリスクを回避できます。
請求書払いのデメリットを解消するなら「1click後払い」がおすすめ
企業間取引では請求書払いが一般的ですが、支払う側にとっては資金繰りが苦しくなる場合もあります。また、月末などまとめて請求書を処理する際に振込が漏れてしまう可能性もゼロではありません。
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・お支払いはお手持ちのカードで行いますので、通常の利用時と同じくポイントが貯まります。
個人事業主の方も含めて幅広い方がご利用いただけますので、お気軽に「1click後払い」までご相談ください。
▼1click後払いの仕組み

(※1)延長の対象は、クレジットカードによる支払いに限ります。また、ご利用のカード会社により延長できる日数が異なります。
2019年当社に入社、執行役員に就任。
当社に入社以前は株式会社カオナビにてコーポレート本部長、複数の情報IT企業にてCMOなどを歴任。
現在は、当社のフィナンシャルクラウド事業及びマーケティング全般を統括。








