クレジットカード決済サービスを徹底比較!サービス提供会社を選ぶ際のポイントとは?

クレジットカード決済

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近年、世界中でキャッシュレス化が推進されており、2016年の世界銀行およびBIS(国際決済銀行)のレポートによれば、韓国が96.4%、イギリスが68.6%、中国が65.8%と高い割合で普及しています。しかし、日本においては未だ19.9%と低い水準にとどまっているため、経済産業省は2025年6月までに国内のキャッシュレス決済化を40%まで増加させることを目指しています。

消費者のニーズに合わせて多様な決済サービスを取り扱う店舗は増加傾向にあり、その利便性の高さから今後益々キャッシュレス決済の需要は高まる見込みです。

この記事では、主にクレジットカード決済サービスに焦点を当て、決済サービスの導入方法やサービスの比較、決済サービスを選択する際のポイントについて解説します。

クレジットカード決済とは


クレジットカード決済とは、クレジットカードを利用して商品等の代金支払いをする決済方法です。
クレジットカード会社は、購入者に代わって代金を支払い、購入者に請求を行います。購入者と店舗(加盟店)が直接金銭の授受を行うことはありません。

クレジットカード決済を理解するために、システムやお金の流れについて確認しましょう。決済方法には2つのパターンが存在し、店舗と顧客の売買取引にカード会社が交わる3者間取引と、さらに決済代行会社も交わった4者間で行う決済方法があります。

3者間取引の場合は、まずカード会社がユーザーの購入代金を立替える形で事業者に支払います。この時、決済手数料として購入代金の数%を差し引いた分が加盟店の口座に入金されます。さらにカード会社はユーザーに対し請求明細を発行し、指定されたユーザーの銀行口座から商品購入代金を引き落し処理を行って、取引が完了します。

一方、クレジットカード決済に決済代行会社を加えた4者間取引となった場合は、取引情報は一度決済代行会社に渡ります。ユーザーが商品購入後、まずは決済代行会社が事業者への立替払いを実施し、決済手数料を差し引いた額が入金されます。次に、決済代行会社への立替払いをカード会社が行います。最後に指定されたユーザーの銀行口座から商品購入代金が引き落とされ、カード会社への支払いが行われます。

クレジットカード決済の導入方法


ここでは、クレジットカード決済の導入方法を紹介します。

決済代行会社と契約

決済代行会社と契約を結んでクレジットカード決済の導入する場合は、複数のカードブランドを利用したクレジットカード決済の運用が可能です。このような手法は包括加盟店方式と呼ばれることもあります。カード会社への契約や決済・入金といった管理業務をすべて決済代行会社が代理交渉するため、加盟店は処理に掛かる手間を削減できるメリットがあります。

また、ほとんどの決済代行会社では加盟店に高水準のセキュリティが搭載された決済システムを提供しており、わざわざシステムを構築する必要がありません。

しかし、手数料の負担が加盟店契約会社と直接契約する場合よりも大きくなるというデメリットもあります。

加盟店契約会社と直接契約

加盟店契約会社と直接契約を結んで導入する場合は、手数料が決済代行会社を通すよりも低く抑えられるものの、各社の厳しい審査基準を通過する必要があるため導入のハードルが高くなります。

また、決済システムの構築や細かな運用・管理なども加盟店がすべて行うため、運用コストが掛かります。特に複数のカードブランドと契約する場合は、各社に合わせた決済システムを個別に構築しなければならず、導入コストが高額になりやすいです。

ほかにも、締日や入金日が異なるため経理業務が煩雑になりやすく、十分な人員配置でない場合はミスによるトラブルが起きてしまう可能性もあります。

クレジットカード決済サービスの比較


ここでは、代表的なクレジットカード決済サービスの特徴をご紹介します。

Airペイ

Airペイは、iPhone・iPadなどのiOS端末で利用できる決済サービスです。ただし、Android端末には未対応となっているため、導入する際はあらかじめ確認しておきましょう。

iOS端末とカードリーダーのみでクレジットカードや電子マネーといった多様な決済サービスが利用でき、併せてAirペイQRも申請すれば、LINE PayやPayPayなどのQRコード決済も利用可能です。

また、Ariペイではスマートフォン・タブレットで使用可能なPOSレジアプリ「Airレジ」がダウンロードできます。Airレジには売上集計・分析、在庫管理やレジ機能が搭載されており、店舗経営における会計などの業務負担を軽減します。

楽天ペイ

楽天ペイは、楽天会員の集客が見込める決済サービスです。クレジットカードや電子マネー対応の決済端末に加えて、QRコード決済にも対応しており、利用したい決済サービスごとに申請できます。

また、楽天ペイの申請を行うとKDDIが提供するau PAYも利用可能となります。1億人を超える楽天ユーザーと約2200万人のau PAYユーザー両方の支払い方法に対応することで、大幅な集客率向上が期待できます。

ただし、楽天ペイにはPOSレジアプリが用意されていないため、必要に応じてその他のPOSレジアプリと組み合わせましょう。

Times PAY

Times PAYは、タイムズパーキングを展開するパーク24が提供している決済サービスです。導入時に専用のタブレットや、通常数万円ほど掛かるプリンターをすぐに使用できる状態で提供しており、事前準備の必要がありません。

また、タブレットのオプションにはauのSIMカードが標準装備されており、店舗のインターネット環境が整っていない場合でも、決済に関する通信費用をTimes PAY側が負担します。

ただし、QRコード決済には非対応です。提供される端末はTimes PAY専用の仕様となっているため、他社のサービスを利用したい場合は別途端末を用意する必要があります。

square

Squareは、アメリカ発祥のモバイル決済サービスです。最短6日ほどでクレジットカード・電子マネーと2つの決済手段を導入可能となっており、売上金額は翌営業日に入金されるという非常にスピーディな導入・運用が特徴です。

また、Square独自のPOSレジアプリも無料提供しており、所持する端末でレジや商品・在庫管理機能はもちろん、請求書やECサイトの作成までも利用できます。ほかにも、クレジットカードの情報を読み込む「Square Reader」は、ICチップ搭載カードや磁気テープ式カードのどちらにも対応となっており、タッチ決済も行えるためバリエーション豊富です。

Squareは解約手数料、導入費用、オペレーションコストも発生しないため、コストパフォーマンスにも優れた決済サービスといえます。

stera

三井住友カードが展開する決済サービスsteraは、ECサイトや実店舗の両方で対応しており、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済といった複数の決済方法を選択できます。

決済は専用端末の「stera terminal」ですべて対応でき、暗証番号や電子署名はタッチパネル形式で入力します。暗証番号入力キーは常時ランダムで表れること、顧客視点でないと確認できないなど、セキュリティ対策も万全です。

ネットと実店舗のデータを統合することも可能で、店舗ごとにデータを照らし合わせる手間が省けて、決済データを販売戦略に有効活用できます。

クレジットカード決済サービスを選ぶ際のポイント


ここでは、クレジットカード決済サービスを選ぶ際の5つのポイントを解説します。

導入までの日数

決済代行会社を通した場合は、3~5日程度で開始できるのが一般的です。万が一、クレジットカード決済の導入を急ぎたい、日程が忙しくて余裕がないなどの事情がある場合は、導入までの日数や詳細を相談してみると良いでしょう。

利用可能なカードの種類

クレジットカード決済の導入にあたって、最重要といっても過言ではないのが利用可能なカードの種類です。VISA、MasterCard、JCBに対応することはもちろん、観光客による売り上げが多い場合は、中国で主流となっている銀聯カード(UnionPay)に対応できる決済サービスの導入が必要です。

入金サイクル

クレジットカード決済は後払いの決済方法となります。そのため、決済完了となっても即座に店舗の売上金として入金されるわけではありません。入金サイクルは各企業でことなり、翌日だったり、月2回だったりとさまざまです。入金サイクルによっては一時的にキャッシュフローが滞ってしまうことがあるため、自社に合った入金サイクルを選ぶようにしましょう。

手数料

クレジットカード決済サービスの導入で最も気になるのが手数料ではないでしょうか。手数料は店舗の規模や形態、商品などによって異なりますが、決済金額の3%~10%前後が相場となっています。

また、決済手数料の他にも初期費用や月額手数料が発生する場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

オペレーションの難易度

クレジットカード決済を導入する際は、スタッフがクレジットカード決済の使用方法を身に付ける必要あります。しかし、端末の設定方法や操作の難易度が高いと、スタッフが使いこなせずミスが発生したり、お客様をお待たせしてしまったりする可能性があります。

そのような事態を招かないためにも、決済サービスを選ぶ際は端末の操作性やクレジットカード決済サービスのバックアップ体制は必ず確認しましょう。

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まとめ

この記事では、代表的なクレジットカード決済サービスや決済サービスを選択する際のポイントなどを解説しました。キャッシュレス決済は、今や導入していない店舗が珍しく感じられるほど、消費者側にとって当たり前の決済方法になりました。なかでもクレジットカード決済は最も利用される決済手段のため、Webサイト・実店舗ともに導入しておく必要があります。

クレジットカード決済の導入を検討中の企業は、ぜひ一度サブスクペイにご相談ください。創業以来、長年積み重ねてきたノウハウでサポートさせていただきます。スタートアップ企業や審査が通りにくい業種の場合もぜひお気軽にご相談ください。

監修
【監修】藤田 豪人 株式会社ROBOT PAYMENT 執行役員

2019年当社に入社、執行役員に就任。
当社に入社以前は株式会社カオナビにてコーポレート本部長、複数の情報IT企業にてCMOなどを歴任。
現在は、当社のフィナンシャルクラウド事業及びマーケティング全般を統括。