WEB決済(オンライン決済)とは?決済方法の種類や導入メリットについて解説
WEB決済(オンライン決済)では、利用率が6割を超えるクレジットカード決済が最もメジャーですが、近年は消費者の多様化する支払いニーズに応えるべく、様々なWEB決済方法が使えるようになってきています。
しかし、多様化する決済方法の中から、自社の商品・サービスに適した決済方法を選ぶのが難しいと感じている方もおられるでしょう。
そこでこの記事では、WEB決済の定義やその種類、メリットなどについて解説していきます。
WEB決済(オンライン決済)とは
WEB決済とは、インターネット上で商品やサービスの代金を決済する方法の総称で、オンライン決済やネット決済とも呼ばれています。消費者に請求書を送って支払いを求める決済方法とは異なり、WEB決済では紙や現金を取り扱うことなく決済が行えて、最短即日で決済を完了させることも可能です。
消費者がECサイトで商品を購入しようとする時、同じ買い物をするなら支払いが簡便なWEB決済を導入しているサイトを選ぶのは自然なことでしょう。WEB決済はECサイトのみならず、ホームページを公開している飲食店や美容室、宿泊施設などでも導入されています。
WEB決済の種類
ここでは、代表的なWEB決済の種類について解説します。
クレジットカード決済
WEB決済の中で最も利用率の高いのがクレジットカード決済です。株式会社ジェーシービーが2020年に行った調査によると、日本におけるクレジットカードの保有率は9割近くと、クレジットカードは幅広い層に広く行き渡っていることがうかがえます。
ECサイトでクレジットカード決済を選択した際、初回は決済画面でカード番号などのクレジットカード情報を入力する必要があるものの、2回目以降は省ける場合がほとんどです。この機能は消費者の購入手続きの手間を省いてリピーターを獲得できるものとして、多くのECサイトで採用されています。
オンライン銀行決済
オンライン銀行決済はネットバンキングやWEB口座振替とも呼ばれます。インターネット上で口座にログインし、支払先の口座情報と自分の口座の暗証番号を入力して操作して決済する方法です。事業者と消費者の両者が共にオンライン銀行決済を利用していれば、送金後1営業日から2営業日で入金を確認できます。
クレジットカードを保有しているもののあまり使わない、あるいはクレジットカードを保有していない層の消費者でも利用できることから、幅広い顧客の利用を促せます。
キャリア決済
キャリア決済はドコモ、au、ソフトバンクといった携帯電話の大手キャリア(通信事業者)の月額利用料金と商品購入代金を合算して月ごとに決済する方法です。携帯電話のIDとパスワードの2つを入力するだけで支払いが完了し、携帯電話の利用料金と合算して後払いで決済することになります。
クレジットカードを保有していない層であっても携帯電話を保有していれば利用でき、クレジットカードよりも入力する情報が少なく利用しやすい決済方法です。また、契約した端末からしか決済できないため、アカウント情報を悪用されたりなりすまし被害に遭ったりするリスクが低く、セキュリティ面の安心感もあります。
ID決済
ID決済は、大手決済サービスのユーザーIDとパスワードを外部サイトでの決済に用いる方法です。楽天ペイ、Amazon Pay、PayPal、リクルートかんたん支払いなどがメジャーのものとして知られています。ECサイトなどで商品の支払いにID決済を選ぶと、事前にサービスのIDに登録しておいたクレジットカードやチャージ金額の情報を基に支払いが完了します。
ID決済は、買い物の都度クレジットカード情報を入力する必要がありません。また、利用する決済サービスによっては、ポイントが貯まるケースもあり、お得に利用できる点もメリットです。
電子マネー決済
電子マネー決済は、SuicaやPASMO、楽天Edy、nanacoなどのプリペイド式の電子マネーを利用して決済するものです。チャージできる額に限度があるため、少額の決済に向いています。
電子マネー決済は、未成年や学生のように年齢的にクレジットカードを持てない方でも利用できるのが特徴です。事業者にとっても、幅広い消費者を取り込めるメリットがあります。
後払い決済
商品が到着した後に送付されてくる請求書を使ってコンビニエンスストア、銀行、郵便局などで支払う方法です。消費者にとっては商品の中身を確認した後に好きなタイミングで支払えるという安心感があります。
後払い決済は、サイトを初めて利用する消費者が選ぶことが多く、新規顧客の獲得に有効な決済方法です。
WEB決済のメリット
WEB決済は事業者側にとってもユーザー側にとってもメリットがあります。以下にそれぞれについて解説します。
事業者側のメリット
WEB決済を導入すれば利便性が向上することから、顧客満足度の向上や売上向上、ブランドイメージの向上が期待できます。クレジットカード決済であればその場で決済を完了させることができますし、キャリア決済や電子マネー決済であればクレジットカードの使用に抵抗を感じる層にも安心感を与えることが可能です。
また、多様な決済方法を用意することで、消費者がより便利な決済方法を求めて他のサイトへ移行してしまうリスクを低減させることができます。
ユーザー側のメリット
消費者側のWEB決済のメリットとしては、まず支払いをスピーディーに済ませられる点が挙げられます。実店舗での現金による決済と比べると、支払いの都度に財布を取り出して小銭を探すという手間がなくなり、煩わしい思いをすることがありません。
また、多くのクレジットカード決済では利用額に応じてポイントが付与され、貯まったポイントを商品と交換できる特典が受けられます。他にも定期購入のように継続的なサブスクリプションサービスを利用する際も、1回の登録で以降の支払いを自動化できるのもメリットです。
WEB決済の導入には決済代行会社がおすすめ
WEB決済を導入するには、各決済機関や金融機関などと直接契約する方法と、決済代行会社を利用する方法があります。直接契約と比較して、決済代行会社を利用すれば、WEB決済の導入や運用において様々な効率化が図ることができます。決済代行会社を利用するメリットについて、以下で詳しく説明します。
決済代行会社を利用するメリット
1つ目は、複数のWEB決済手段を利用する際に、個別に契約する手間がかからないことです。決済代行会社1社通すことで、事業者は多くの種類のWEB決済サービスを扱えるようになります。また1つのWEB決済手段を導入する場合でも、契約の手間を削減できます。決済代行会社を通さず直接各社と契約しようとすると、例えばクレジットカードであれば各カードブランドと、キャリア決済の場合は3キャリアそれぞれと契約しなければなりません。
2つ目に、決済の手段ごとに異なる決済システムを構築する労力が省くことができます。決済代行会社ならそれぞれの決済の仕様に合わせたシステムを持っており、事業者は自前で決済システムを構築する必要がありません。
3つ目は、売上入金管理の一元化が図れることです。複数のWEB決済手段を導入した場合でも、決済代行会社を利用すれば決済データや入金タイミングを一括で管理することができ、事業者は煩雑な管理業務を行わずに済むようになります。
決済代行会社を利用する際の注意点/h3>
決済代行会社によって得意とする決済手段は異なります。クレジットカード決済は大抵の決済代行会社で取り扱っていますが、オンライン銀行決済、キャリア決済、ID決済、電子マネー決済、後払い決済など決済手段は様々です。キャリア決済を例に取ってもみてもドコモ、ソフトバンク、auの3社のサービスがあります。決済代行会社によっては特定の決済のみの取り扱いとしている場合もあり、選定の際は十分な確認が必要です。
また、オンライン決済での大きな懸念点としてセキュリティ面の不安が挙げられます。決済情報をオンラインでやり取りする以上、情報漏洩のリスクは付いてまわるものです。万が一顧客の個人情報が漏洩すると、会社の社会的信用を失い、売上に大きく響いてしまいます。
決済代行会社の選び方
先述したように、決済方法の豊富さは決済代行会社選定の大きなポイントです。主要なクレジットカードを取り扱っていることはもちろんのこと、前項に加えてQRコード決済、スマホ決済、コンビニ決済などにも対応しているかはチェックしたい項目です。
セキュリティ面については、どのようなセキュリティ体制を整えているかが選定の基準になります。具体的には、日本情報経済推進協会のプライバシーマークを取得しているか、情報資産保護の安全性を証明するISMS認証を取得しているかを見ます。クレジットカード決済であれば、国際基準のPCI DSSの認証を受けていることは必須と言えるでしょう。
WEB決済なら「サブスクペイ」におまかせ!
事業者がWEB決済を導入するには、クレジットカード決済1つを取っても各カード会社の審査を通過し、各カード会社の仕様に合った管理システムを構築して運用していかねばなりません。手間の掛かる手続きを省きたい方は、サブスクペイにお任せください。サブスクペイを提供している株式会社ROBOT PAYMENTは中小企業から大企業に至るまで累計12,000社以上の導入実績を誇る決済システムです。
5大国際カードブランドに対応しているのはもちろんのこと、口座振替やコンビニ決済などの多様な決済方法に対応しており、事業者の方のニーズに合わせた最適な決済手段を提供し、あらゆるビジネスシーンに対応しているのが強みです。
また、ROBOT PAYMENTはPCI DSS、SSL技術、プライバシーマークに準拠した堅牢なセキュリティシステムで個人情報を守ります。
まとめ
ECサイトを運営する場合、顧客のニーズに合わせたWEB決済手段を導入しなければなりません。顧客が望む決済手段を提供できれば売上の向上が期待できます。しかし、様々な決済方法を個別に契約して導入するのは難しく、特にクレジットカードの加盟店審査は書類の準備に時間がかかるなど個別契約のハードルが高い決済手段です。
WEB決済の主流であるクレジットカードを手間なく導入したいなら、ぜひサブスクペイの導入をご検討ください。事業者の方の環境に合わせた最適な決済画面で決済の一元管理を可能とし、皆様の力強いビジネスパートナーとなります。