口座振替の導入手続きの流れとは?手続き時の注意点なども解説

口座振替

公共料金や保険料、家賃、NHK受信料、新聞購読料など決済手段として、最も多く使われているのが口座振替です。口座振替は、日本では半世紀以上前から用いられている決済手段であり、日本に住む人のほとんどが何らかの形で利用しているでしょう。

JCCA(日本クレジットカード協会)の調査によると、口座振替を使った決済取引規模は41.4兆円に達し、口座振替はクレジットカード決済に次いで多く利用されています。今や事業者が提供する決済手段としては、なくてはならないものになっているといえるでしょう。

そこで、この記事では口座振替の導入手続きの流れと導入する際の注意点について解説するとともに、ROBOT PAYMENTが提供する口座振替決済代行サービスについてご紹介します。

口座振替の導入手続きの流れ

ここでは、口座振替サービスを導入するにあたって、法人・個人どちらの事業者にも当てはまる手順をお伝えします。
顧客(エンドユーザー)の口座からお金を引き落とすためには、大きく分けて4つのステップがあります。

金融機関と直接契約する・決済代行会社と契約する

口座振替を導入するには、金融機関ごとに直接契約を結ぶ方法と、当社の「サブスクペイ」のような決済代行会社のサービスと契約を結ぶ方法があります。

金融機関ごとに直接契約を結ぶと決済手数料を抑えることができますが、各金融機関に口座振替依頼書を提出する必要があり、非常に手間がかかります。
その点、当社のような決済代行会社をご利用いただくと、サービス提供事業者がたくさんの金融機関と個別で手続きをする必要がないため、負担を軽減することができます。

国内では複数の企業が口座振替サービスを提供していますが、各企業により下記のような違いがあります。自社に都合の良いサービスを選択しましょう。

・口座振替日
毎月の引き落とされる日程が各企業により変わります。
(例:毎月10日・15日・26日・27日など)

・導入スケジュール
利用前に審査が必要になります。各会社により審査期間や提出書類が異なりますので注意しましょう。

・利用料金
初期費用(契約料)、月額費用(システム利用料)、決済手数料(口座振替決済を1件処理するための手数料)がかかります。

なお、当社の「サブスクペイ」で口座振替を導入する場合、引き落とし日は毎月10日・26日のどちらかを選択可能です。
導入スケジュールも審査期間は最短2営業日となっております。
利用料金についても、初期費用0円、決済手数料85円〜となっております。

口座振替依頼書を顧客に記入してもらう

口座振替依頼書とは、「口座振替を利用するにあたって、銀行口座から自動的に料金を引き落とすように金融機関へ依頼する」ための書類です。

口座振替を導入する事業者は、金融機関や決済代行会社との契約が済んだら、顧客(エンドユーザー)にこの口座振替依頼書を送付して必要事項を記入してもらう必要があります。
口座振替依頼書の記入事項は、金融機関名、本支店名、預金種目(普通預金か当座預金か)、口座番号、銀行番号(金融機関コード)、店番号(支店コード)、口座名義(口座振替を導入する顧客が法人の場合は代表者名とその役職名)などがあります。

なお、当社の「サブスクペイ」で口座振替を導入する場合、以下のような口座振替依頼書をシステム上からダウンロードして顧客(エンドユーザー)に送付いただき、ご記入いただき次第、加盟店(貴社)にご返送いただく形となります。
(※サブスクペイでは、口座登録の手続きがオンラインで完結するWeb口座振替もご用意しております)

▼サブスクペイの口座振替依頼書の例

顧客(エンドユーザー)に記入してもらう際は、①「同一顧客番号」、②「預金種目漏れ」、③「金融機関コード未記入」の理由で不備返却が起こるケースが多いため、加盟店としては事前確認で防ぐことが大切です。
また、顧客(エンドユーザー)に金融機関届出印を捺印してもらう必要もあります。金融機関届出印ではない印鑑の場合は「印鑑相違」として不備返却になるので注意が必要です。

口座振替依頼書を金融機関・決済代行会社に送付する

顧客(エンドユーザー)から返送された口座振替依頼書は、加盟店から金融機関や決済代理会社に郵送します。その際に、下記2点に注意しましょう。

・到着期限の確認
指定した口座振替日ごとに、到着期限が違うため注意しましょう。詳細の期限は、各決済代行会社が発表しているスケジュール表で確認しましょう。

▼サブスクペイのスケジュール表の例(2025年:毎月10日を口座振替日に選択した場合)

・口座振替依頼書の控えを取る(コピーまたはスキャン)
口座振替の設定に口座情報の入力が必要なため、控えは必ず保管しましょう。

なお、当社の「サブスクペイ」で口座振替を導入する場合、口座振替依頼書を確認のうえ、システムの管理画面から口座情報を入力し、ご登録いただく形となります。

引き落とし結果を待つ

口座振替の結果は、口座振替日から数日後に確認ができる金融機関や決済代行会社が多いです。顧客側によるなんらかの原因で引き落としが失敗した場合、原因の調査や督促をどのようにするかは金融機関や決済代行会社によって違うので確認しておきましょう。

なお、当社の「サブスクペイ」で口座振替を導入する場合、スケジュール表の「結果データ到着日」の18時以降に管理画面に反映されます。
口座振替結果は、管理画面上で以下の表ように表示されます。
▼サブスクペイの管理画面で表示される口座振替結果一覧

口座振替結果 詳細・失敗原因 結果
結果返却待ち 集金代行機関であるJCB社からの口座振替結果待ちの状態 待ち
振替済み 口座振替成功
振替結果未判定 金融機関都合での口座振替結果未判定による失敗 ×
資金不足 ユーザーの口座に資金がない状態 ×
取引無し ・口座振替依頼書と管理画面に入力した口座情報に相違がある状態
・ユーザーの口座が解約されている場合
×
預金者都合 ユーザーからの依頼により、口座振替できない状態 ×
口座振替なし ・口座振替依頼書がまだ金融機関で未登録の状態
・口座振替依頼書に不備があり返却中の状態
×
委託者都合 提携先からの依頼による口座振替失敗 ×
その他 ・振替データが0円以下
・存在しない金融機関
・同一の顧客番号があった場合
×

また、お客様の口座の残高不足などで口座振替ができなかった場合、口座振替での再課金だけでなく、クレジットカード決済、銀行振込、コンビニ決済でのお支払いなど、柔軟な対応が可能です。

口座振替を導入する際の注意点


口座振替の導入にあたっては、以下の点に注意して、最適なサービスを選びましょう。

他の決済手段との一元管理が可能か

多くの事業者は、顧客の利便性のために複数の決済手段を導入しています。口座振替だけでなく、銀行振込、クレジットカード決済など他の決済手段を併用して導入する場合、入金情報の一元管理が可能か確認しましょう。

なお、当社の「サブスクペイ」では、複数決済登録管理機能によって、クレジットカード決済+口座振替+銀行振込を組み合わせ、決済の自由度と利便性向上を実現します。

問い合わせから導入までのスピードが早いか

問い合わせてから口座振替サービス導入が完了するまでにかかる日数が会社によって異なります。審査基準などの違いから、導入期間が数日で済む会社もあれば、1ヶ月程度かかる会社もあるため、事前に導入までに必要な日数を確認することをおすすめします。

なお、当社の「サブスクペイ」で口座振替を導入する場合、審査期間は最短2営業日となっております。

自動継続システムは搭載されているか

収納代行機関や決済代行会社のサービス内容によっては、毎月の請求データのアップ作業が発生する場合があります。自動継続システムが搭載されていればそのような手間を省くことが可能です。

なお、当社の「サブスクペイ」の継続課金は、毎月の設定不要で自動化を実現します。
当社の自動継続課金システムのメリットを、以下の比較表にまとめましたのでご参照ください。

サブスクペイ A社 B社
継続課金対応決済
クレジットカード決済、口座振替、銀行振込・バーチャル口座、コンビニ決済、メール決済、アプリ決済、タブレット端末決済

クレジットカード決済、口座振替、コンビニ決済

クレジットカード決済、メール決済
カード決済手数料
2.65%~

3.5%

3.60%~
利用開始期間
カード決済 最短5営業日
口座振替 最短3営業日

1週間~2週間

1~2日
審査期間
カード決済 最短3営業日
口座振替 最短2営業日

約20営業日

1~2日
課金方法
完全自動継続課金

自動継続課金

自動継続課金
課金周期
毎週・隔週・毎月・隔月・3カ月毎・半年毎・毎年

毎月・毎年
1回 毎月26日

1年・半年・四半期・月・隔週・週ごと
決済リトライ(限度額オーバーなど)
自動で2回まで可能
×
なし
×
なし
有効期限切れ通知
あり(リトライ機能と連動)

一部あり
×
なし
課金日の指定
任意の日付を設定可能

毎月26日のみ

任意の日付を設定可能
課金回数の指定
回数と日付のどちらでも課金停止可能
×
なし

可能
お試し期間・金額設定
単発課金機能で対応
×
なし

12か月間まで設定可能
請求項目自由設定
10項目まで設定可能

無制限に設定可能
×
なし
サポート
電話対応 / ヘルプデスク

サポートデスク

電話対応 / ヘルプセンター
サブスク退会手続き
加盟店側で操作、お客様自身で自由退会を選択可能

加盟店側で操作

加盟店側で操作

口座振替依頼書のデータ化が可能か

口座振替依頼書のデータ化ができるサービスがどうかを確認しましょう。データ化が可能な場合、決済に関する連絡などで顧客への郵送業務が発生する場合も、その情報を使って送付作業を簡略化することができます。

なお、当社の「サブスクペイ」では、口座登録の手続きがオンラインで完結するWeb口座振替もご用意しております。口座振替依頼書でのお申し込み手続きは不要で、Webから入力された口座情報で即時受付が可能です。

口座振替の導入は「サブスクペイ」にお任せ!

自社のビジネスに口座振替を導入されたい場合は、ぜひ「サブスクペイ」をご検討ください。
導入企業様からは「決済件数に対して手数料がかかる仕組みのため、決済手数料が90%削減され、数百万円規模のコスト削減が実現した」といった好評価をいただいております。

サブスクペイ」は、サブスクリプション事業に特化した顧客管理・自動決済サービスです。業界唯一の継続課金システムは、煩わしい毎月の課金日の予約作業・顧客の払い忘れなどによる未入金の回収作業といった業務からご担当者様を解放します。

また、決済連動の顧客管理データベースにより、ファンクラブ会員、メール会員、有料コンテンツ会員など、あらゆる会員管理業務に最適な機能を備えたソリューションを提供。利用状況の見える化で単価アップや解約防止に寄与するとともに、顧客属性・行動情報・売上予測の見える化によってネクストアクションの策定・投資判断などにお役立ていただけます。

さらには、業界最安水準の手数料2.65%~、顧客管理と決済処理をひとつのクラウドに集約したことによる間接費の削減により、導入するだけでコストダウンを実現できます。

なお、気になる対応決済手段についても、クレジットカード決済口座振替銀行振込・バーチャル口座コンビニ決済など幅広く搭載。顧客に合わせた柔軟な課金モデルの設計が可能です。決済代行会社の安全なサーバー内に顧客情報を預けて管理するため、導入事業者様の情報管理負担、セキュリティ負担も解消します。

これまで株式会社ROBOT PAYMENTは、決済代行業として20年以上にわたり、決済代行事業を行ってまいりました。サブスクペイは大手から中小、個人事業主まで累計14,000社以上の導入実績があり、年間500億円以上の取引に活用いただいております。決済導入フローについても、審査提出から最短5営業日で稼働が可能です。

オンライン決済の導入やサブスクリプションビジネスにおける顧客管理・課金設計などにお悩みのご担当者様は、株式会社ROBOT PAYMENTの「サブスクペイ」までお気軽にご相談ください。
 

※一部サービス提供元の運営記事です/PR
監修
【監修】藤田 豪人 株式会社ROBOT PAYMENT 執行役員

2019年当社に入社、執行役員に就任。
当社に入社以前は株式会社カオナビにてコーポレート本部長、複数の情報IT企業にてCMOなどを歴任。
現在は、当社のフィナンシャルクラウド事業及びマーケティング全般を統括。