クレジットカード手数料とは?決済手数料・加盟店手数料の相場・一覧と店舗負担を解説

クレジットカード決済

クレジットカード手数料(カード手数料)とは、クレジットカード決済に関連して発生する費用の総称です。
大きく分けると、「①店舗・事業者が負担する加盟店手数料(決済手数料)」と、「②消費者が負担するクレジットカード手数料」の2種類があります。

本記事では、クレジットカード手数料(カード手数料)の中でも店舗・事業者が知っておくべき「加盟店手数料」の基礎知識・相場・業種別一覧について解説します。
加えて、クレジットカード手数料を抑えるための比較ポイントや、低コストでクレジットカード決済を導入できるサブスクペイの特徴についてもご説明します。

クレジットカード決済の加盟店手数料とは?

クレジットカード決済の加盟店手数料(決済手数料)とは、カード決済を受け付けた加盟店が、カード会社(加盟店契約会社=アクワイアラー等)や決済代行会社に支払う手数料です。
加盟店側は、商品代金からこれらへの手数料を差し引いた金額を、売上として受け取る(入金される)ことができます。

なぜ加盟店が手数料を負担するのかというと、クレジットカード決済では、カード発行会社(イシュアー)による与信の仕組みのもと、カード会社(アクワイアラー等)を通じて加盟店に売上が入金され、後日カード会員から代金が精算されるためです。
加盟店手数料は、こうした仕組みの提供や、不正対策・システム運用等にかかるコストの対価として支払われます。

消費者が負担するクレジットカード手数料との違い

「加盟店手数料(決済手数料)」は、負担者・発生するタイミングなども含めて「消費者が負担するクレジットカード手数料」とはまったくの別物です。

クレジットカード手数料の種類 負担者 発生するタイミングの例
加盟店手数料(決済手数料) クレジットカード決済を導入している店舗・事業者 カード決済を受け付けたとき
消費者が負担するクレジットカード手数料 カードを利用した消費者 ・リボ払い・分割払いの利用時
・キャッシングサービスの利用時
・クレジットカード再発行時
・海外でのクレジットカード利用時

消費者が負担するクレジットカード手数料は、主に以下のようなものが挙げられます。
・リボ払い・分割払いの手数料
・キャッシングサービスの手数料(利息)
・クレジットカード再発行時の手数料
・海外でクレジットカードを利用する際の手数料

一般的に、一括払い・2回払いであれば、分割払いの手数料はかからないケースが多いです。3回以上の分割払いやリボ払いの場合は、利用金額や残高、分割回数に応じて分割払い手数料・リボ払い手数料が発生します。

キャッシングサービスの手数料(利息)は、キャッシングサービスが付帯したクレジットカードで現金を借り入れた場合に発生します。「元金+手数料(利息)」の返済が必要です。

クレジットカード再発行時の手数料は、クレジットカードの紛失や盗難、ICチップの破損などにより再発行が必要となった場合に発生します。

海外でのクレジットカード利用時の手数料については、「海外事務処理手数料」などがかかるケースがあります。

クレジットカード決済の加盟店手数料の「店舗負担」とは?

加盟店手数料(決済手数料)は原則として加盟店(店舗側)が負担します。
一方で、その負担を理由に「カード払いだけ価格を上げる」「カード払いに手数料を上乗せする」といった対応を行うと、カード会社(アクワイアラー等)や決済代行会社の加盟店規約に抵触する可能性があります。

また、「○円以上からカード可」「この時間帯だけカード不可」など、カード利用の条件を独自に設ける行為についても、契約内容によっては加盟店規約上問題となる場合があります。

規約違反と判断された場合、是正の要請や加盟店契約の見直し等につながることもあるため、運用ルールを決める際は、契約しているカード会社(アクワイアラー等)・決済代行会社の加盟店規約を必ず確認しましょう。

クレジットカード決済の加盟店手数料はどこに分配されるのか?

クレジットカード決済の加盟店手数料は、複数の関係事業者に分配されます。

▼クレジットカード決済における手数料の流れ

図の出典:経済産業省「キャッシュレス関連用語集

インターチェンジフィー(交換手数料):アクワイアラー(加盟店契約会社)がイシュアー(カード発行会社)に支払う手数料。内閣官房の「成長戦略実行計画(2021年)」では、加盟店手数料の約7割をインターチェンジフィーが占めるというヒアリング内容が示されています。

ブランドライセンスフィー:Visa/Mastercardなどの国際カードブランドに支払われる手数料。

アクワイアラー・決済代行会社のマージン:加盟店との契約管理・入金処理などの対価。

インターチェンジフィーの透明性向上を巡っては、公正取引委員会が日本での標準料率の非公開を問題視し、経済産業省が働きかけた結果、2022年11月にVisa/Mastercardが配分率を公開しています。

インターチェンジ・フィー (IRF) | Visa
日本市場のMastercardクレジットインターチェンジ標準料率| MasterCard

アクワイアラーやイシュアーについては「アクワイアラーとは?主な業務や関連するポジションを解説」をあわせてご覧ください。

クレジットカード決済の加盟店手数料の相場と業種別一覧(目安)

クレジットカード決済の加盟店手数料(決済手数料)は、取引形態(対面/オンライン)、契約形態(直接契約/決済代行)、取扱高、商材・提供形態(提供前サービス、デジタル商材等)、不正利用・チャージバックの発生状況などによって変動します。
そのため業種だけで一律に決まるものではありませんが、国内向けのクレジットカード決済では、一般に「3〜6%程度」を目安として語られることが多いです。

▼業種別の目安(国内向け・一般的なケース)

業種(例) 加盟店手数料の目安 備考
家電量販店、コンビニなどの大型チェーン店 1〜2%程度になることも 取扱高が大きく、条件交渉が進むケース
デパート、百貨店 2〜3%程度 取り扱い商材・取扱高・契約条件で変動
個人経営店、小売店、専門店 3〜5%程度 中小規模は数%台になりやすい
居酒屋、レストランなど飲食店 3〜6%程度 対面中心なら数%台が多い一方、条件で上下
サービス業(役務提供) 3.5〜6%程度 提供前決済、キャンセル/返金の多さ等で上がりやすい

※上記は「よく見られる目安」です。実際の料率は、審査結果・カード種別・ブランド・決済方法(対面/オンライン)・契約条件等で個別に決まります。

▼同じ業種でも手数料が高くなりやすいケース

ケース 料率の傾向 補足
オンライン決済(EC/継続課金含む) 対面より高めになりやすい 不正対策やチャージバック管理の影響を受けやすい
海外決済(海外カード会社のスキーム等) 高めになりやすい(例:7〜10%程度になることも) 明細表示、デポジット等の条件も含めて要確認
高リスクと判断されやすい商材・提供形態 高めになりやすい デジタル商材、提供前サービス等は条件が厳しくなる場合

 

国際比較:日本の加盟店手数料の水準

経済産業省「キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会」(2022年3月)によると、日本の加盟店手数料はおおむね3%台であり、欧州各国と比較して高めの水準です。

加盟店手数料の傾向
日本 3%台
米国 2%台
英国 1%台
フランス 1%台
ドイツ 1%未満〜3%未満

※各国には独自の決済スキームや歴史的背景があり、単純な料率比較には限界があります。

クレジットカード決済を導入する事業者のメリット

加盟店手数料はコストとなりますが、クレジットカード決済の導入にはそれを上回る以下のようなメリットが事業者にあります。

・顧客当たりの売上単価が向上
・未払いのリスクを削減
・定期課金やリピーターの増加
・海外からの需要が見込める
・社会的信頼が得られる

詳しく「クレジットカード決済とは(導入メリットや仕組みを図解) | 決済サービス・決済システムのサブスクペイ」をあわせてご覧ください。

決済代行サービスの手数料の相場

クレジットカード決済を導入する方法には、カード会社(アクワイアラー等)と個別で契約を結ぶ直接契約と、決済代行会社を仲介する包括加盟店方式の2種類があります。
決済代行会社を利用すると、カード会社(アクワイアラー等)と個別で契約を結ぶ手間がかからず、処理を一本化することが可能になります。

なお、クレジットカード決済を導入した際に発生する主なシステム利用料には、初期費用(契約費用)、月額費用(サービス利用料)、決済手数料、トランザクション費用、取消処理料などがあります。

初期費用

初期費用は、決済システムを導入するための決済システム契約費用のことです。翌月以降は発生しません。

初期費用の相場は、0円~数万円程度とされています。ただし、0円の場合には従量課金など、他の決済手数料で費用がかかるケースもあります。
具体的には予約サイト・ネットショップへのシステム組み込み、初期設定の人件費、アカウント発行に必要な手数料、導入サポートが含まれます。

月額費用

月額費用は、決済システムを利用するためのサービス利用料です。その月に発生した取引の有無を問わず固定で支払う必要があります。

月額費用の相場は0円~数万円程度とされています。ただし、0円の場合には従量課金など、他の決済手数料で費用がかかるケースもあります。
顧客データの管理費用や決済代行サービスのサーバー代などが含まれます。

決済手数料

決済手数料とは、消費者が代金の支払いのために特定の決済手段(クレジットカード、スマホ決済、口座振替など)を利用した際、その処理の対価として、事業者が決済代行会社や金融機関(銀行など)へ支払う費用のことです。

クレジットカード決済などの場合は、取扱商品、販売規模や販売個数により定めた、決済金額に応じて発生する定率料金がかかります。

クレジットカード決済の相場は3〜6%程度の幅があります。審査やクレジットカードの種類によっても異なります。

トランザクション費用

トランザクション費用は、加盟店サーバーと決済会社サーバーが行う決済処理の流れを1件とする決済システム処理手数料です。
トランザクション費用の相場は1件あたり数円~数十円程度です。

取消処理料

取消処理料は、決済処理を取消する際の1件あたりの手数料です。
取消処理料の相場は1件あたり数円程度です。

まとめ:店舗負担を比較する際のチェックリスト

クレジットカード決済の店舗負担は、表面的な決済手数料率(%)だけでなく、固定費・従量課金・入金条件まで含めた「総コスト」で決まります。
サービス比較では、少なくとも次の項目を同じ条件で揃えて確認しましょう。

・決済手数料(料率):対面/オンラインで料率が分かれるか、条件(取扱高・審査等)で変動するか
・初期費用・月額費用:0円でも他の従量課金があるケースがある
・端末費用:購入/レンタル、スマホ決済で代替できるか
・振込手数料・入金回数:入金頻度(毎日/週次/月次)で実質コストが変わる
・取消・返金時の取り扱い:取消処理料の有無、返金時に手数料が戻るか
・チャージバック対応:必要書類、対応工数、条件(ルール)が明確か
・サポート・運用:トラブル時の連絡手段、営業時間、審査〜導入までのリードタイム

なお、当社のサブスクペイのクレジットカード決済の料金については、以下をあわせてご覧ください。
サブスクペイ・各決済サービスの料金(手数料)| 決済サービス・決済システムのサブスクペイ

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監修
【監修】藤田 豪人 株式会社ROBOT PAYMENT 執行役員

2019年当社に入社、執行役員に就任。
当社に入社以前は株式会社カオナビにてコーポレート本部長、複数の情報IT企業にてCMOなどを歴任。
現在は、当社のフィナンシャルクラウド事業及びマーケティング全般を統括。