サブスクリプション型モデルがクラウドサービスを発展させる3つのポイント

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今回は、サブスクリプションビジネスと相性の良いビジネスモデルについて書いていきたいと思います。そもそもサブスクリプションビジネスとは、継続的に顧客との関係性を保ちながらサービスを提供し続けていくことで顧客満足度の向上や将来的な利益の確保が可能という点で、これまで発展してまいりました。

昨今台頭してきたこのサブスクリプションは、一体どんな業種やサービスに最も当てはまるのでしょうか。このブログではクラウドサービスに焦点をあてて解説していきます。

クラウドサービスとは

クラウドサービスとは、2010年代に入り台頭してきたサービスです。自社内でサーバーを持たず、インターネット経由で外部のサーバーにアクセスしどんな端末でもソフトウェアなどを利用することが可能なモデルです。

2000年代までは「オンプレミス」と言って自社内のサーバーにソフトウェアをインストールすることで、サービスの利用が可能なモデルが一般的でした。windowsなどが有名です。windowsをPCにインストールしていないとexcelやワードが利用できないということは常識として認識されていました。しかし、都度のソフトウェアのアップデートなどにより、ソフトウェアの購入や維持が企業の負担になり、管理上はとてもコストのかかる課題もありました。また初期導入コストや維持費用以外にも、自社サーバー内にインストールしカスタマイズしてしまうことで、システムの刷新や他サービスとの連携を構築する際にも多くの時間やコストを要しました。

クラウドサービスでは、自社内でサーバーを保管・運用するコストが削減できるだけでなく、他サービスとの連携や更新が簡単にできるようになります。これによって、オンライン上でサービスを提供することが簡単になり、多くのクラウドサービスが世の中に出てきました。実はこういったクラウドサービスは、サブスクリプション型ビジネスモデルと非常に相性が良いのです。

なぜサブスクリプション型モデルはクラウドサービスを発展させるのか

サブスクリプション型モデルとは、消費者が一定期間「モノ」を利用する権利に対して継続的に課金を行うビジネスモデルのことになります。Office365やAdobe Creative Cloud、定額制飲み放題などその形式や業種・業態は多岐にわたります。

ここでは、なぜこういったサブスクリプション型モデルがクラウドサービスを発展させていくのかという点について3つのポイントに分けて解説していきます。

1:オンラインで完結し、サービス利便性が良い

クラウドサービスはオンライン上でサービスが提供されています。実際にクラウドサービスを導入する場合、「オンプレミス」のように莫大なコストや自社サーバーを用意する必要もありません。初期コストも抑えられるため、導入までの障壁がかなり低いことが特徴です。そのため、サブスクリプション型モデルのような継続的にサービスを利用することに対して、利用料金を請求していく形が最も適しています。そのため、クラウドサービスは初期コストは低めで、月締めで月額料金を請求していくというモデルがほとんどになります。

2:アップセルでさらなる売上向上ができる

さらにアップセルも期待ができます。クラウドサービスは、さまざまなアップデートや機能拡張などを顧客にタイムラグなく提供することが可能です。そのため、継続的に利用している顧客に対して、追加機能の販売もかなりしやすくなっています。顧客に対する請求もクレジットカードや口座振替などが多いため、顧客もわざわざ振込の手間なく、機能拡張を行うことが可能です。このようにサブスクリプション型モデルによって、顧客側の手間を省き、クラウドサービスのアップセルが可能という特徴を生かしてさらなる売上向上が期待できます。

3:顧客と密接に関わることができる

サブスクリプション型モデルは、クラウドサービスのアップセルなどを通して顧客と密接に関わることも可能です。顧客に対して売上向上のためのサービス利用方法のコンサルティングやサポートなどをさらなるアップセルを期待して行い続けることもできます。顧客との関係性が向上し、顧客満足度が向上、さらなるサービス規模の拡大へとつなげることができるのです。

このようにクラウドサービスとサブスクリプション型モデルの相性が良いことは分かったでしょう。
次の章ではクラウドサービス以外の新しいサブスクリプションビジネスをご紹介します。

サブスクリプション型モデルはどんなビジネスにはまるのか

サブスクリプション型モデルは、どんなビジネスにはまるのだろうか。定額制ビジネスを開始した事例をここでは紹介します。

・勝間塾(定額制オンラインサロン)

The Wall Street Journal「世界の最も注目すべき女性50人」にも選ばれた当社取締役である勝間和代さんは、勝間塾というオンラインサロンを始めました。月額1,000円でメルマガ配信などのサービスを受けることができます。

詳しい事例はこちらから

・Slorn(実店舗型定額制カフェ)

実店舗型定額制アプリ「Slorn」をリリース。「Slorn」を通してスペシャルティコーヒーショップに特化したコミュニティを展開。会員数は3000人を優に超え、チェックインした顧客の来店情報を取得し、クーポンなどの発行やメールを配信するサービスを展開しています。ユーザー毎にランクをつけ、店舗の売上に貢献している顧客に対しては特別なサービスを提供することも可能です。

タブレットジャパン社の事例はサブスクリプションを用いた新たなモデルと言えるでしょう。カフェを定額制にすることに限らず、時計や楽器のレンタルサービスも新たに出てきました。(KARITOKEやYAMAHAの楽器レンタルサービスなど)また、オンラインで会員にのみの間で情報提供や交流などを行うオンラインサロンなども流行しています。

詳しい事例はこちらから

サブスク決済は「サブスクペイ」にお任せ!

サブスクペイ」は、サブスクリプション事業に特化した顧客管理・自動決済サービスです。業界唯一の継続課金システムは、煩わしい毎月の課金日の予約作業・顧客の払い忘れなどによる未入金の回収作業といった業務からご担当者様を解放します。

また、決済連動の顧客管理データベースにより、ファンクラブ会員、メール会員、有料コンテンツ会員など、あらゆる会員管理業務に最適な機能を備えたソリューションを提供。利用状況の見える化で単価アップや解約防止に寄与するとともに、顧客属性・行動情報・売上予測の見える化によってネクストアクションの策定・投資判断などにお役立ていただけます。

さらには、業界最安水準の手数料2.65%~、顧客管理と決済処理をひとつのクラウドに集約したことによる間接費の削減により、導入するだけでコストダウンを実現できます。

なお、気になる対応決済手段についても、クレジットカード決済口座振替銀行振込・バーチャル口座コンビニ決済など幅広く搭載。顧客に合わせた柔軟な課金モデルの設計が可能です。決済代行会社の安全なサーバー内に顧客情報を預けて管理するため、導入事業者様の情報管理負担、セキュリティ負担も解消します。

これまで株式会社ROBOT PAYMENTは、決済代行業として20年以上にわたり、決済代行事業を行ってまいりました。サブスクペイは大手から中小、個人事業主まで累計14,000社以上の導入実績があり、年間500億円以上の取引に活用いただいております。決済導入フローについても、審査提出から最短5営業日で稼働が可能です。

オンライン決済の導入やサブスクリプションビジネスにおける顧客管理・課金設計などにお悩みのご担当者様は、株式会社ROBOT PAYMENTの「サブスクペイ」までお気軽にご相談ください。
監修
【監修】藤田 豪人 株式会社ROBOT PAYMENT 執行役員

2019年当社に入社、執行役員に就任。
当社に入社以前は株式会社カオナビにてコーポレート本部長、複数の情報IT企業にてCMOなどを歴任。
現在は、当社のフィナンシャルクラウド事業及びマーケティング全般を統括。