代表取締役 吉武 誠一 様
広報部 部長 野村 皓之 様
当社は、関東圏内に12店舗を展開する中古車販売店「オトロン」(https://www.otoron.jp/) を運営しています。オトロン最大の特徴は、自社ローン専門店という点です。自社ローンとは、銀行やクレジットカード会社からお金を借りるものではなく、中古車販売店によって提供される分割払いのシステムです。 自社ローンでは個人信用情報が閲覧されないため、銀行や信販会社のローンを組めない方でも契約することが可能です。
埼玉県ふじみ野市のアパートの一室から始まり、全国展開するという野望のもと、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、東京都、神奈川県、山梨県へと出店してきました。年内に埼玉県羽生市に5,000坪の整備工場を建設し、より良い品質でお車を提供できる体制を目指します。関東の次は東北仙台への出店を予定しており、5年以内に全国を網羅できる会社にします。
当社独自の基準で審査をする中古車ローンで、24回払いの割賦契約をしております。別で頭金を現金または銀行振込でいただきます。オトロンではお客様ごとにお支払いの時期や金額のご相談に乗っており、現在3,000名ほどのお客様がいらっしゃいます。
そのため、お客様ごとに毎月のお支払い日・金額もさまざまで、「誰の何に対する入金か」の確認が複雑です。また、予定の入金額や名義と異なる“イレギュラー入金”も多く発生します。例えば2台ご契約されたお客様ですと、2台分をまとめて振り込まれるケースもあれば、別々で振り込まれるケースもございます。お客様によっては、毎月3万円のところを5,000円だけ部分的に振り込まれることも少なくありません。
「請求管理ロボ」導入前の課題は「入金消込の効率化」と「リアルタイムな延滞状況の可視化」の2つでした。約3,000名のお客様からの入金管理を、自社開発の手動消込システムとExcelの二重でおこない、3名体制で毎営業日2~3時間かけて消込をしていました。入金が多い日ですと、朝から銀行のデータを取得し入金対象顧客と照合をしてからの消込となり、3名が終日で対応に追われていました。
このようにアナログな入金管理をしていたこともあり、延滞や部分的な入金の発見が遅れていました。延滞状況をリアルタイムに可視化することで、債権回収を円滑に進めたいと思ってました。今後、お客様の大幅な増加が見込まれ、現状の体制のままでは人件費が膨れ上がることが予想できたため、入金管理を効率化するシステムを探しはじめました。そして、顧客管理に利用している Salesforce と連携できる「請求管理ロボ」を見つけ、お問い合わせしました。
いくつかの入金管理システムと比較しましたが、Salesforce との連携性から「請求管理ロボ」ともう1つのシステムの2つに候補が絞られました。最終的な決め手は、「入金消込のノウハウ・実績」と「営業担当の知識・信頼感」でした。
当社の消込効率化を実現するには、予定の入金額や名義と異なる“イレギュラー入金”への対応が不可欠です。その対策として、銀行振込の消込を自動化できる「バーチャル口座」の提案をもらうなど、入金消込効率化のノウハウに大きく差が見られました。バーチャル口座による効率化の実績も豊富なため、導入後のイメージがしやすく安心できました。
また、営業担当の方が Salesforce を熟知していたため、質問をしてもその場で返答をもらえて話がスムーズに進みました。他社ではその部分で話がかみ合わないことがありました。終始一貫して私が求める提案をしていただいた信頼感から、「請求管理ロボ」を選びました。
正直なところ、料金はもう1つのシステムの方が安かったです。また、業務領域の広さ・汎用性もそちらが上回っていたので、この2点は社内でかなり話し合いました。しかし、過去に別の入金管理システムを導入した際、 Salesforce との連携が上手くいかなかったことがあり、「同じ失敗をくり返したくない」と思っていました。そのこともあり、導入後の安心感がある「請求管理ロボ」に決めました。
現在毎日3時間かけて入金消込をしている3名の負担を軽減し、今後のお客様の増加にも耐えうる管理体制を築きたいです。業務時間を 94% 削減する見込みのバーチャル口座にも期待しています。
また、契約後の顧客管理から入金管理までを Salesforce に統合するつもりです。リアルタイムな入金状況が Salesforce 上で確認できたり、お客様ごとの延滞日数・履歴をレポートで可視化できることを期待しています。
受付時間:平日9:00〜18:00(年末年始を除く)